四月もなかばというのに寒い。こんな時には葛(くず)粉を甘くお湯でといて温まるにかぎる。小学校の頃、風邪をひくと母が葛湯を作ってくれた。
クズ(葛、学名: Pueraria lobata または Pueraria montana var. lobata)は、マメ科クズ属のつる性の多年草。
古来、日本では葛の根を用いた食材の葛粉や漢方薬が作られてきたという。葛の有効成分は、イソフラボン。
小どんぶりに一杯、甘い葛湯を作って食後に頂いた。食後にコーヒーや紅茶を喫するのも良いが、私は葛湯党。
日本という北東アジアの一角で、この民族が二〇〇〇年の歴史の積み重ねの中で残したものを簡単に捨て去ることは出来ない。
新しいものを大胆に吸収し、古き伝統のものを大切にしてきたのが日本民族。葛はその一つではないか。
スズメが六羽、わが家の庭にやってきた。間もなく夕方の五時。庭のお米をついばんでねぐらに帰るつもりなのだろう。つくばいの水も飲んでいる。
こちらも、そろそろ夕食の支度。鶏肉の細切れと、新タマネギを塩コショウで炒める。あっさりとしていて口に合う。
ヘルパーさんにクリーム・シチュウを作って貰おうとしたらジャガイモがない。ジャガイモなしのシチュウはいただけない。
新タマネギも必需品だが、ジャガイモもなくては困る。母は浅間山麓でとれたジャガイモが美味しいと言っていた。
ジャガイモを実にした味噌汁は味が出て美味しいそうだ。その母が亡くなって早くも三十四年の月日が去った。
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