4121 宮里藍ちゃんが大逆転で優勝 古沢襄

ゴルフは最後まで諦めるものではない。群馬・赤城CCで行われた「SANKYOレディース、最終日」で、首位を走っていた全美貞(韓国)が崩れ、1打差でホール・アウトしていた藍ちゃんに優勝が転がり込むと誰が予測しただろうか。
藍ちゃんフアンは、最終18番ホールで藍ちゃんがバーデイを逸した時には、もしかしたら全美貞がボギーを叩き、プレーオフになることに望みを繋いでいたに違いない。全美貞はマネーランキングで9721万8666円で四位につけている。簡単に崩れる相手ではない。
最終日のスタ-ト時点では首位の全美貞と藍ちゃんの差は5打、四位からスタートした藍ちゃんは猛チャージをかけて6バーディー、2ボギーを叩きだし、通算4アンダーで二位に浮上した。
対する全美貞は安定したゴルフで優勝すればマネーランキングで一億円プレーヤーの仲間入りする。だが17番、18番と連続ダブルボギーを叩いてしまった。赤城CCに魔物が潜んでいると唇を噛んだに違いない。前週には横峯さくらが最終ホールで、宋ボベのバーデイに対して、パアに終わって惜しくも優勝を逃した。
非情なドラマが最終ホールに待ち受けていた。勝負を諦めない藍ちゃんに幸運が転がり込んだ。だが全美貞の健闘も讃えていい。見逃せないのは不調ながら横峯さくらが通算イーブンパーの6位につけ、7オーバーの23位の諸見里しのぶとの差をジリジリと縮めていることだ。
マネーランキングで首位を走る諸見里しのぶは、ここにきて何かおかしい。SANKYOレディースオープン第2日の7番で自身のワーストタイとなる9打の大叩きをしている。歯車が明らかに狂っている。以前から言われている精神的な乱れが出ているのだろうか。日本を代表する大型の女子プロだけに、早く立ち直ってほしい。
<宮里藍が大逆転で国内ツアー3年ぶりV。通算4アンダーでホールアウトし、声援に応える宮里藍。逆転で3年ぶりの国内ツアー制覇を果たした=赤城CC「SANKYOレディース、最終日」(11日、赤城CC)
宮里藍(サントリー)が大逆転で、06年9月のミヤギテレビ杯ダンロップ以来、国内ツアー3年ぶりの優勝を果たした。首位と5打差の通算イーブンパー4位から出た宮里は、6バーディー、2ボギーの68で通算4アンダーでホールアウト。首位を走っていた全美貞(韓国)が17、18番と連続ダブルボギーをたたき、逆転でツアー通算15勝目(アマチュア時代を含む)が転がり込んだ。(サンスポ)>
<【SANKYOレディース】最終18番(パー5)のパーパットを沈めた時点で、首位を走る最終組の全美貞とは1打差。宮里は「(優勝は)もうないな」と一度はあきらめた。しかし、全美貞が18番の第3打を池に落とすダブルボギーで、3年ぶりの国内ツアー優勝が転がり込んだ。
「ちょっとだけ運があった」と振り返った宮里だが、その迫力に満ちた猛追が、全美貞の終盤の乱れを誘ったのは間違いない。
出だしの1番でバーディーを奪ったのをきっかけに6バーディー(2ボギー)。終盤15番のピンチでも5メートルのパーパットをねじ込み、首位にプレッシャーをかけ続けた。
7月のエビアン・マスターズで悲願の米ツアー初制覇を果たしたが、日本で優勝から遠ざかっていることを実は気にしていた。しかし前週の日本女子オープンで「期待に応えたいという思いが空回りしていること」に気付いたという。
5打差を追うこの日も、前日同様気負うことなく「攻めるところと警戒するところをはっきり」という攻略法を貫いた。それが結果として、自分の持ち味を出せたことに手応えを感じた。
この1勝で「自分に勢いがついた」と言う宮里。1987年の岡本綾子以来、日本人2人目の米ツアー賞金女王に向けても、大きな弾みをつけた。(スポニチ)>
<宮里藍(24)=サントリー=が通算4アンダーで国内ツアー3年ぶりの優勝を飾り、賞金1800万円を獲得した。5打差の4位でスタートした宮里は6バーディー2ボギーの猛チャージで逆転。2006年のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン以来となる通算15勝を挙げた。
1打差の2位は、全美貞(26)=眞露ジャパン=と服部真夕(21)=INAX=だった。さらに2打差の4位は李知姫(30)=韓国=と大場美智恵(36)=フリー=。横峯さくら(23)=エプソン=は通算イーブンパーの6位、諸見里しのぶ(23)=ダイキン工業=は7オーバーの23位だった。
06年から米ツアーに本格参戦した宮里は、今季は絶好調。7月にはエビアン・マスターズで米ツアー初優勝を記録。8月の全英リコー女子オープン選手権は3位となりメジャー初制覇はかなわなかったが、続くセーフウェー・クラシックも4位と上位に入り賞金ランクは3位に浮上。9月末のサムスン世界選手権最終日では惜しくも1打差で2位だったが、賞金ランクは2位に浮上した。
宮里藍「3年ぶりに日本で勝ててすごくうれしい。きょうは確かに運があったけど、自分らしい、いいプレーができたので充実感がある。ギャラリーが多い日本の試合ではどうしても(余計な)力が入ってしまっていたが、米国と同じようにシンプルなプレーができるようになった」(スポーツ報知)
マネーランキング
1 諸見里しのぶ ¥141,987,200
2 横峯さくら ¥123,997,332
3 有村智恵 ¥103,478,400
4 全美貞 ¥97,218,666
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