8113 テマサク(シンガポール国家運用ファンド)中国銀行株を大量に放出 宮崎正弘

不良債権の爆発を先読みして・・・。ムーディズが中国の金融システム、債務残高などから中国投資を「ネガティブ」としたのが7月6日、翌日からアジア市場では中国関連株、とくに中国銀行、中国建設銀行株をポートフォリオから外して市場にたたき売りの挙にでた。
その中心的役割を演じたのはシンガポール国家運用ファンド「テマサク」だ。一日で、36億ドル分を売却した。とんだ七夕、いや廬溝橋共事件記念日となった。
中国経済への赤信号が煌々と灯った。次の数ヶ月は「恐ろしい推移」となるだろう(ウォールストリート・ジャーナル、2011年7月7日付け)。
ムーディズが中国債権にネガティブの評価替えは、中国当局が発表している公式数字である。それによれば、銀行が抱える不良債権に転化可能性のある金額は10兆7170億元(邦貨換算で139兆円強)
この内訳は下記のようである。
 2011年返済期限  2625億元
   12       1840
   13       1219
   14        994
   15        801
   16年以後    3238
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  合計      10兆7170億元
地方政府がまるがかえの債務残高は少なく見積もっても200兆円におよぶと言われ、しかも債務保証しないのが中国の公共行政機関にやり方だ。建設ブームにどかんと心筋梗塞のような作用がやってくるのは、時間の問題である。
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◇読者の声◎どくしゃのこえ◎DOKUSHA NO KOE◎読者の声◇
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(読者の声)「重要なことは少数の賢者が決めるべきである」、というドグマはギリシャ時代にプラトンにより強く提唱され、それ以降人類の知的エリートに強力に刷り込まれています。
国家についての重要なことは少数の賢者が決めるべきとの信念により、国内においては「日銀が通貨政策を決め、いかなる国家的危機であっても、衆愚政治にしかすぎない国会が政府発行通貨を発行することなどあり得ない」とされ、エネルギー政策についても重要な部分は既存少数利権集団が決めてきています。
事実かどうかはさておき、「衆愚政治のたまたまの代表権力者などは児童会の会長程度」との認識が電力業界にはあったと推測します。そんな連中に核のハンドリングは任せられない、と彼らが思うのはある意味リーズナブルで無理もないでしょう。
電力業界が原子力を最終的に進めてきた理由のうち決定的だと私が思うのは、それが独占可能で、自分たちの既得権益を守るうえで好都合だったからだろうと思います。
悲しい哉、それだけ。核による毅然とした国家防衛を願ったと推測される中曽根氏の崇高な理念も結果的には人間集団の集合的物欲の餌食となっただけと推測します。
「原発が日本エネルギーの命脈を握る」とった使命感をもって原発に取り組んできていれば、原発の最前線は電力業界にとって花形であるはず。しかし、実際はできればやりたくない厄介分野なので、可能な限り外部委託。心臓部分は超安全設計で作り上げるが、周辺装置はどうでもよくなる。自らが振りまいた安全神話に自社の端末社員は完璧に洗脳される。その結果が3.11。
(アメリカGE社製の福島原発1号機のメルトダウンは2011年3月11日午後8時頃と推測されている。この日付、広島にアメリカ製の原子爆弾が投下された1945年8月6日8時15分から数えると、66年と6ヵ月プラス33日、とも計算可能。日本は言霊のさきわう国。とすれば、数霊もさきわう国と推測しますが、趣味が一致する方は検算願います。米国との因縁も深いが、開戦にしろ、老朽化した福島第1原発の続投にしろ、日本国民が決めたこと。自業自得と心得るのが未来志向)
地球環境を守るという崇高な倫理を旗印に、京都で二酸化炭素削減が決められ、脱石油=原発推進の路線がひかれたが、福島であっさりとメルトダウン。原発推進も頓挫した。
これとて、プラトンさんにすべての責任を押し付けるつもりは毛頭ないが、「脱石油・原発推進とは、欧米勢力が根強い人種差別意識を根底に、世界の欧米主導を永続化させるために進めた世界戦略であり、それが福島においてとん挫した」とみるのが人類史的視点ではないか。かつて人種差別が当然とされた世界に人種平等を訴え、エネルギー遮断されたのが66年前の日本。人口、資源に勝るアジア・アフリカの台頭を欧米系が阻止したいのはある意味当然ではあるが、日本がそれに組する必要はない。FUKUSHIMA受難の世界史的意味を日本は民族的にも沈思すべき価値があると思う。
 
世界の軍事・政治情勢から必要とされるのであれば、日本の優れた原子力制御技術は原子力空母と原子力潜水艦に活用し、報復核武装をする矜持を日本は持つべきだと私は思います。核兵器を政治的に管理する能力のない国は当然原子力発電も政治的に管理する能力がないと判断すべき。
同様に、核技術は、少なくとも日本においては、「自らの死を厭わない若者が国家の命運を背負って学び、管理するもの」とする以外に前途はないと覚悟するべきです。
単に経済的価値のみで原子力を推進する方々にはその覚悟もないし、当然こういう議論は残念ながら想定外だろうと私は確信しています。
原子力はその物質を破壊するその特性からいってきわめて特殊なエネルギーです。直観的に言わせてもらえば、この宇宙の母体の一部を消滅させることにより放出される破壊エネルギーです。(アシカビヒコ)
(宮崎正弘のコメント)東電は事実上の国家運営企業であって、JRの体質が国鉄色残滓濃厚であるように、オカミに近いのです。
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(読者の声)今回の震災で東北からは官軍長州の奇兵隊を気取る菅政権はやはり賊軍だった東北を見捨てるつもりだとの声が聞こえてきます。
復興担当松本大臣の暴言は部落解放同盟副委員長の地が出たものでしょう。知事を恫喝して同和利権でも得るつもりだったのか。
残念ながら東北には部落問題はなく恫喝も効かないため、仙台の東北放送は暴言をすべて「オフレコ発言」も含めて放映。人権擁護法案が可決成立した運びには松本大臣のような恫喝がはびこることでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=VtUqWdbjnTkx
ネットで拡散するや東京の大手マスコミもやっと報道、よほど解放同盟がこわいのか。解放同盟など小泉政権時に「食肉のドン」といわれた浅田満が逮捕され、野中広務が引退した時点でかつての政治力は失せました。
2006年には奈良市役所で出勤もせず給与を受け取っていた職員が、市に圧力をかけて新入札制度を延期させたとして、職務強要の疑いで逮捕されています。
今回の松本大臣の辞任は当然としても復興が遅れれば遅れるほど菅内閣が延命する事態になりかねない。
スッカラ菅なら被災地住民を人質に延命を企んでいるのかもしれません。
それにしても「朝敵」だった長州がいつのまにやら「官軍」になり、御所を守っていた会津藩は孝明天皇よりの御宸翰があったにも関らず朝敵とされたうえ、旧幕府軍や奥羽越列藩同盟軍の戦死者は祭神の対象外で靖国神社にも祀ってもらえない。
このあたりは東北人に屈折した心理をもたらしています。
官軍と賊軍といえば、私の父は青森県七戸町(旧南部領)生れですが、大正時代でも警察官は官軍側の津軽人ばかりで、子供の遊びで警官役は津軽弁で追いかけたとか。
村の旧家には日本刀がたくさんあり、木の枝など簡単に切れたと言ってましたが、進駐軍に全部没収されたそうです。
現代になっても津軽と南部の対立で新幹線のルート選定も大幅に遅れました。東北自動車道は弘前(津軽)ルートで完成しましたが、分岐点の構造は後からできた八戸道が本線になっています。岩手県の天気予報では青森県の三戸・八戸・上北をまとめて三八上北(さんぱちかみきた)地方として県内の天気に含めているほど旧南部意識が強いですね。
大老井伊直弼の彦根と襲った水戸が和解したのが桜田門外の変から110年後、長州と会津が和解しないのは、そのほうが観光地として宣伝になる、などといった穿った見方もありますが、はたしてどうなのでしょう。
江戸城無血開城では官軍の先鋒が尾張徳川家、彦根も官軍側ですから訳が分かりません。これではまるで計画倒産ではないですか。
おそらく、その「阿吽の呼吸」ともいうべきもので江戸を守ったのか、長州が先鋒なら江戸を焼き打ちにしかねませんからね。(PB生、千葉)
(編集部より)ほかにも部落解放同盟と辞任大臣に関するご意見が多数寄せられました。
杜父魚文庫

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