8795 中国の温首相が来週ミャンマー訪問?  古沢襄

英ロイターによると中国の温家宝首相が来週ミャンマーを訪問するという。クリントン米国務長官がミャンマーを訪問してから、米国との関係が改善の方向にあることから、中国がミャンマーとの二国関係のてこ入れに乗り出したとみられる。しかし中国外務省は「その情報はない」と否定的。
ミャンマーに民主化要求をつきつけた西側諸国は経済制裁を課してきたことから、中国はミャンマーにとって同盟国だったが、最近は必ずしも良好な面だけでないといわれていた。大国主義の中国と独立志向が鮮明なミャンマーの間にスレ違いがあるという。
黄海では違法操業の中国漁船の船長が、取り締まりに当たった韓国海洋警察官を刺殺する事件が発生したが、最初の記者会見で中国側が明確な謝罪をしなかった不手際があった。それが韓国側の反発を呼んでいる。
周辺国家との関係で中国側は、大国主義を振りかざすかぎりトラブルが多発するであろう。中国外務省の頑な態度は有害といえる。温首相の突然のミャンマー訪問が実現すれば、外交的な配慮があるのではないか。
<[13日 ロイター]中国の温家宝首相が来週、メコン川流域諸国の首脳会議に出席するため、ミャンマーを訪問することが分かった。複数の関係筋が13日、ロイターに明らかにした。
中国にとっては、最近になり米国への融和姿勢をみせている隣国ミャンマーとの二国関係のてこ入れを図る思惑もあるとみられる。
中国は、ミャンマーが西側諸国の制裁で国際社会から孤立していた間も同国を支え、ミャンマーにとっては数十年にわたって最も近い同盟国だった。
しかし、先月末から今月初めにかけてクリントン米国務長官が同国を訪問し、米政府と「民主化」を掲げるミャンマー新政府との距離が縮まった。ただし、ある米政府特使(駐北京)は13日、米政府はミャンマーにおける中国の地位低下を画策してはいないと語った。
中国側の計画を知る2人の関係筋は、匿名を条件に、温首相のミャンマー訪問について確認した。ただし、本格的な二国間訪問という形をとるかどうかは確認できないとしている。
大メコン圏地域(GMSR)会議への出席は、温首相にとって、ミャンマーの首脳陣と少なくとも非公式な協議を行うチャンスとなり得る。GMSR諸国には両国の他、カンボジア、ラオス、タイ、ベトナムが含まれる。
中国外務省の劉為民報道官は、13日の定例会見で、温首相が近くミャンマーを訪問するかどうかについての「情報はない」と述べた。
ミャンマー政府のウェブサイト(www.4thgmssummit.gov.mm)によると、会議は今月19・20日に首都ネピドーで開催。参加者の詳細についての記載はない。(ロイター)>
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