9132 イランの英仏企業への原油販売停止は噴飯もの  古沢襄

国際的に孤立しているイランだが、イラン石油省は19日、欧州連合(EU)がイラン産原油の輸入を7月から禁止することを決めたことへの報復として、フランスと英国の企業への原油の販売を停止したと発表した・・・ところが仏AFPによるとフランスに輸出されていた原油は国内需要の3%に過ぎず痛くも痒くもないという。英国もすでにイラン産原油を輸入していない。
しかも英ロイターによると、西側の制裁を受け、イランが新たな原油売却先探しに苦心している(英フィナンシャル・タイムズ)。3月中旬までに売却先を見つけられない場合、未売却分の原油を洋上のタンカーで保管するか減産が余儀なくされる・・・というから、自分で自分の首を絞めているようなものだ。
北京からロイターが報じたところによると、中国外務省は20日、イランが英仏企業への原油出荷を停止したことを批判する一方、イランの核問題に関する対話の努力をさらに強化する必要がある、と苦言を呈した。
海外通信社の情報は、よく読んでみるとイランの英仏企業への原油販売停止は、実態を伴わないパフォーマンスに過ぎないことが分かる。噴飯ものである。
<(北京 20日 ロイター)中国外務省の洪磊報道官は20日、イランが英仏企業への原油出荷を停止したことを批判する一方、イランの核問題に関する対話の努力をさらに強化する必要がある、との考えを示した。
中国はこれまでも繰り返し、イランの核開発プログラムに関する協議を求めてきた。
同報道官は、定例記者会見で「われわれは一貫して問題を解決する方法として対話と交渉を支持しており、圧力を加えたり対立することは認めていない」と述べ、「すべての関係者ができる限り速やかに正しい対話に戻ることを望む」との考えを示した。
(テヘラン 20日 ロイター)イランの軍艦2隻がシリアのタルトゥース港に入港した。イラン国営プレスTVが報じたもので、西側での懸念が高まる可能性がある。
シリア海軍の訓練にあたるため18日に入港したという。ファルス通信によると、イランのバヒディ国防軍需相は「スエズ運河を通過した。公海の航行はわれわれの権利だ」と述べた。
(20日 ロイター)20日付英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙によると、西側の制裁を受け、イランが新たな原油売却先探しに苦心している。
政府は日量50万バレル、昨年の輸出分の約23%に相当する原油を中国やインドの製油所に売却しようとしている。FTが協議に詳しい2人の業界幹部の話として伝えた。
この原油は4月初めの受け渡し分。業界幹部によると、イラン政府はこれについて価格の割引は行っていない。同紙によると、3月中旬までに売却策を見つけられない場合、未売却分の原油を洋上のタンカーで保管するか減産が余儀なくされる。
イランは19日、欧州連合(EU)によるイラン産原油禁輸決定への報復措置として、英国とフランスの石油会社に対する原油輸出を停止し、新たな顧客に販売する方針を明らかにした。(ロイター)>
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました