未分類 9 司馬遼太郎とブリヤート娘 古沢襄 八月中旬にロシアの沿海州やシベリアを回る遺族会の墓参団に参加しないか、と誘いがあった。七年前の一九九九年九月に墓参団の一員として初参加し、三年前にも厚生省の墓参団では団長としてシベリア奥地にまで行ってきた。これで三回目の墓参になるのだが、昨... 2006.07.12 未分類
未分類 8 脆弱な日本防衛 古沢襄 北朝鮮のミサイル発射は、関係国に対する事前通告なしの暴挙であるが、国際常識が欠落している北朝鮮は、今後も第二幕、第三幕があると予測せねばならぬ。それが特定国の船舶に被害が及べば、局地的戦争を招く性質のものである。瀬戸際外交というのは、危険な... 2006.07.12 未分類
未分類 7 獣祖神話と北アジア 古沢襄 チベットでは「蒙古人の祖先は犬」と信じられている。一方、蒙古では「チベット人の祖先は猿」なそうである。まさに犬猿の仲なのだが、蒙古人とチベット人は至極仲が良い。モンゴルの英雄・ジンギス汗は”蒼き狼”の子といわれた。モンゴル神話では蒼き狼と白... 2006.07.11 未分類
未分類 6 神の国・チベット 古沢襄 チベットに住む人たちは、この地域を「神の国」と信じている。南にヒマラヤ山脈の霊峰を望み、北は崑崙山脈、祁連山脈、東は横断山脈などに囲まれ、インド亜大陸がアジアに衝突して隆起することによって生成されたチベット高原に位置する天然の要害である。「... 2006.07.11 未分類
未分類 5 内蒙古・寧夏・甘粛・青海 古沢襄 西川一三さんの「秘境 西域八年の潜行」は、とにかく面白い。二日間かけて上巻を読み終えたところである。上巻は万里の長城の北、内蒙古自治区のバインタラ沃野から始まっている。その北にはモンゴル人民共和国がロシア・シベリアと国境を接している。この草... 2006.07.11 未分類
未分類 4 インドガンと蒙古民族 古沢襄 西川一三さんの西域潜入記を読みながら、渡り鳥の王者・インドガンの飛翔経路に想いを馳せている。インドガンはインド北部で越冬して、チベットの山岳地帯を越えて、シベリアのバイカル湖を目指して飛翔してくる。その途中で中国の青海湖、モンゴルのウブス湖... 2006.07.11 未分類
未分類 3 満州蒙古と女直族 古沢襄 西川一三さんの「秘境西域八年の潜行」上中下三巻をようやく読み終えたところである。大学の講義を聴いたり、図書館で文献上の知識を得るのも必要だが、自分の足で稼いだ知識というのは、なにものにも勝る説得力がある。まさに「事実は小説より奇なり」なので... 2006.07.11 未分類
未分類 2 胸は祖国におき、眼は世界に注ぐ 古沢襄 「胸は祖国におき、眼は世界に注ぐ」・・・岩手県沢内村にある古刹・玉泉寺の境内に、この碑文を刻んだ石碑が建てられている。平沢和重、といっても多くの人たちにとっては聞き慣れない名前であろう。しかし七十歳を超えた私たちの世代には、NHKの解説委員... 2006.07.11 未分類
未分類 1 発見された岸丈夫の油絵 古沢襄 盛岡での話が三度続いてしまうが、西和賀町議の高橋雅一さんが風呂敷に包んだ一枚の油絵を持ってホテルに訪ねてきてくれた。出てきたのは漫画家・岸丈夫が、まだ油絵を描いていた時代の作品。ソ満国境の満州里の街並を描いたものである。一九三四年・昭和九年... 2006.07.10 未分類