視野が極端に狭くなった状態の民主党だから何を言っても無駄であろう。だが旧社会党ばりの抵抗戦術が国民の目にどう映っているか、大阪府知事選に続いて熊本県知事選でも、自民、民主対決の選挙で敗北した。
道路特定財源をめぐる民主党の突っ張り戦術が地方の首長から総スカンをくっているという認識がまったく欠落している。とにかく福田内閣を困らせて、解散・総選挙に追い込もうという、その一点だけしか考えていない。
たしか参院選の民主党のスローガンは「国民の生活が第一」だった筈である。今は党利党略、国民の生活は二の次。突っ張り相撲の山岡国対委員長は、鼻をふくらませて国会の赤絨毯を闊歩している。いつか見た風景、そう!旧社会党の末期も同じであった。
民主党に期待しているのは、自民党に代わる政権担当能力がある”現実政党”である。国会で寝てしまって、倒閣に血道をあげる”壊し屋の政党”ではない。前原民主党が誕生した時には若くて危うさがあったが、対案を積極的に示す姿勢に国民は共感を持った。
その意味で前原路線を結果的に葬った永田メール事件の罪は重い。ご本人はどういう思いで混迷する政局をみているのだろうか。当時、神経衰弱気味となった永田前議員を慌てて病院に匿った民主党幹部がいた。匿うよりも早く処断していれば、前原代表の辞任という最悪の事態は回避された筈である。
相手を攻めるだけが能ではない。守りの決断も政権担当能力のひとつである。攻めの一方だけでは万年野党から脱することは出来ない。旧社会党というお手本が生かされていない気がする。言っても無駄なのだろうが、有望な中堅議員が多い民主党だけにやはり忠告したくなる。
<任期満了に伴う熊本県知事選は23日投開票され、自民党県連が支援する無所属新人で元東大教授の蒲島郁夫氏(61)が、元県部長の鎌倉孝幸氏(61)=民主推薦=、元総務省消防庁次長で弁護士の北里敏明氏(59)、前相良村長の矢上雅義氏(47)、元衆院議員の岩下栄一氏(61)の無所属4新人を破り、初当選した。投票率は過去最低だった前回を10.69ポイント上回る49.36%。
蒲島、鎌倉両氏による事実上の自民、民主対決となったが、蒲島氏が約20万票の大差をつけ勝利した。選挙結果は、年度末の道路特定財源をめぐる与野党攻防にも影響を与える可能性がある。(時事通信)>
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1680 連敗の民主党に忠告 古沢襄
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