2262 軍事パレード閲兵に出なかった 古沢襄

日本のマスコミで北朝鮮の平壌に支局を置いているのは共同通信だけだが、建国60周年の軍事パレードで必ず閲兵していた金正日総書記が、今回は姿を見せなかったと速報してきた。閲兵は金永春国防委員会副委員長ら軍幹部が行った。
これについて外国通信社のAP通信、ロイター通信も相次いで速報している。
ワシントン共同によれば、米情報当局者は北朝鮮の金正日総書記が脳卒中も含め、重大な健康上の問題に陥った可能性があるとの見方をしている。
【平壌9日共同】北朝鮮が建国60年を迎えた9日、首都平壌の金日成広場で約8000人の労農赤衛隊(民兵)による閲兵式が行われた。朝鮮人民軍の正規軍やミサイルなど本格的な武器は動員されず、金正日総書記も出席しなかった。閲兵式には、火砲部隊が動員され、地対空ランチャーなど銃火器も登場した。ひな壇では金永春国防委員会副委員長ら軍幹部が約30分続いた行進を見守った。
【ワシントン9日共同】AP通信は9日、匿名の米情報当局者の話として、北朝鮮の金正日総書記が脳卒中も含め、重大な健康上の問題に陥った可能性があるとの見方を伝えた。総書記が9日に首都平壌で行われた建国60年の行事に姿を見せなかったことを受け、健康悪化説に拍車が掛かっている。ロイター通信は同日、金総書記について、過去2、3週間以内に健康上の問題が起きたと伝えた。
各通信社の速報に続いて毎日も北京から次の特派員記事を送ってきた。軍事パレードは中国中央テレビなどが放映したが、ミサイルなどの本格的な武器や戦車はなく、当初の予想より規模は縮小されている。
閲兵すべき金正日総書記が姿を見せないことと関係があるのかもしれない。
【北京・西岡省二】北朝鮮は9日、建国60周年を迎え、首都・平壌の金日成(キムイルソン)広場で労農赤衛隊(民間兵力)による閲兵式が開かれた。朝鮮通信(東京)によると、最高指導者の金正日(キムジョンイル)総書記は出席しなかった。
中国中央テレビなどによると、式典には火砲部隊などが登場した。だが正規軍は動員されていないうえ、ミサイルなどの本格的な武器や戦車はなく、当初の予想より規模は縮小されたとみられる。
金総書記の閲兵式欠席は91年12月の朝鮮人民軍最高司令官就任以来初めて。建国50周年(98年)と55周年(03年)には正規軍による閲兵式が開かれ、金総書記もひな壇に立っていた。韓国メディアは最近、金総書記の健康悪化説を報じているが、北京の外交関係者は「特に大きな病気をしたとは聞いていない」と話している。
朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は9日付社説で、金総書記が進める軍優先の「先軍政治」の重要性を訴えながら「軍事的威力を強化することに、引き続き最大の力を入れるべきだ」などと訴えた。
◇金総書記が重病の可能性…AP通信報道
【北米総局】北朝鮮の金正日総書記が9日の閲兵式を欠席したことで、総書記の健康悪化説が再燃している。
AP通信は同日、米情報当局者の話として、金総書記が脳卒中など重病の可能性があると報じた。ロイター通信も西側情報筋の話として、この2~3週間に金総書記に健康上の問題が起きたと伝えた。ただ、今のところ権力移譲の兆候は見られないという。
金総書記は心臓、肝臓の疾患や糖尿病などを抱えているとされ、健康悪化や死亡説が90年代から度々報道されている。今年3~4月には北京経由で高額なドイツ製心臓治療機器などが平壌に搬入され、総書記を含む最高幹部の治療用ではないかとの観測が出ていた。(毎日)>
杜父魚ブログの全記事・索引リスト(9月2日現在2233本)

コメント

タイトルとURLをコピーしました