小沢氏の不起訴で”一件落着”と喜ぶのは早い。”小沢鳥”を狙って投げたブーメランは外れたが、ブーメランは戻ってくる投器物。受け止め方を間違うと大怪我をする。証拠不十分というのは検察が立件するだけの証拠を固められなかったことである。
これが”灰色”なのか、まったくの”白”なのかは、一連の騒ぎをみてきた国民が判断する番である。少なくとも側近から逮捕者が出て、起訴されるのは、道義的にみて一定の責任は免れない。白だ、白だと祝杯を挙げていると国民から手痛いしっぺ返しを食うであろう。
その意味で各マスコミが行うであろう全国世論調査が、当面の関心事となる。この騒動劇の幕はまだ下りていない。これからが玄人筋にとって興味深い第二幕の「見せ場」が始まる。
<小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体の政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が3日、小沢氏を不起訴処分とする方針を固めたことを受け、同氏は幹事長職を当面続投する公算が大きくなった。しかし、元秘書の石川知裕衆院議員は4日の拘置期限切れに伴い起訴される方向。
党内には、夏の参院選への影響を最小限にとどめるため、小沢氏の引責辞任は避けられないとの声も出ており、引き続き同氏の進退問題が尾を引きそうだ。
鳩山由紀夫首相は3日夜、首相官邸で記者団の質問に答え、小沢氏の進退について「今そういった人事を考えているわけではない。この時点で小沢幹事長は幹事長として仕事をやってもらう」と述べ、続投させる考えに変わりのないことを強調した。
首相は「小沢幹事長の体制で選挙を戦って、こういう状況になった。国民にこういう姿を見ていただいて政権を取った以上、それが至極自然だ」と表明。東京地検の処分に関しては「まだ報道段階で、事実かどうか分からない。仮定の話で答えるべきではない。事態を冷静に見守るばかりで、それ以上申し上げるべきではない」と語った。
小沢氏は1日の記者会見で、自身が刑事責任を問われれば「非常に責任は重い」と幹事長辞任を示唆。一方で、起訴が石川議員らにとどまった場合の対応には触れなかった。このため小沢氏周辺は、不起訴であれば幹事長続投は「当然」としている。
ただ、小沢氏の不透明な資金管理に対し、与党内では一層の説明責任を求める声が根強い。社民党の福島瑞穂党首は3日、記者団に「それ(検察の判断)とはかかわりなく、政治の姿勢として説明責任を尽くすことが必要だ」と強調した。また、元秘書の刑事処分に伴う「道義的責任」を指摘する意見もある。
一方、自民、公明両党は石川議員が起訴された場合、議員辞職勧告決議案を衆院に提出することで一致している。小沢氏と首相の「政治とカネ」の問題を引き続き追及し、鳩山政権を揺さぶる構えだ。これに対し、民主党内には、決議案を本会議に上程せず、会期末に審議未了で廃案とする考えもある。(時事)
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