5660 「日清戦争を想起する」記事中の訂正と補充 西村眞悟

直前の時事通信で、この度の韓国哨戒艦「天安」の魚雷による被爆沈没に関し、韓国哨戒艦の「油断」を指摘し、「使用された魚雷は、我が帝国海軍が使っていた魚雷よりもさらに性能が劣る代物ではなかったのか」と書いた。そして、「沈められた方も悪い」と結論づけた。
しかし、この記述は、魚雷の性能に関する学習不足と無知による誤ったものであり、訂正いたします。そして、この無知の状態のまま前の時事通信を発信したことを深く反省しお詫びいたします。
訂正=北朝鮮が発射した魚雷は、帝国海軍が使用していたものより遙かに高性能の代物で、電池とモーターで駆動するため泡は出ず、水中を進行するためレーダーで探知できない。
この魚雷は、撃てば直進するだけという旧来のものではなく、音響による誘導式の魚雷で近くで撃たれれば分かっていても回避するのは極めて困難である。
さらにこの魚雷は、舷側にぶつかって爆発するのではなく、舷側装甲帯の無い艦底部2~3メートル下の水中で爆発して、その衝撃波で艦艇を破壊するものである。
従って韓国哨戒艦「天安」は、ソナーを装備していたにもかかわらず沈められた。このことは、北朝鮮の魚雷戦能力は想像以上に高く、侮ってはならないということを示している。
補充=この度の韓国哨戒艦に対する北朝鮮の魚雷攻撃の成功は、我が国の海上自衛隊および海上保安庁の保有する各艦船がすべて北朝鮮の魚雷の餌食になりうることを示している。特に、国土交通省所管の海上保安庁の巡視船は、すべて北朝鮮の魚雷の餌食になり防ぐ術もなく簡単に沈められる。
よって、「天安」沈没を切っ掛けとして、我が国は、周辺諸国の攻撃的また冒険主義的な行動を抑止するために、特に海と空の領域で対潜能力を初めとする装備の性能を一刻も早く飛躍的に向上させなければならない。この為、海上保安庁を国土交通省の所管から、防衛省傘下とすべきである。
以上の通り訂正と補充をさせていただくが、先の時事通信における誤りを早速ご指摘いただいたのは、拓殖大学教授の荒木和博氏と工学博士の菊地英宏氏であり、その友情とご厚意に心からお礼申し上げます。
       
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