「土佐人」から「日本人」への視野の広がりは、勝海舟とのかかわりあいのなかで実現したのである。
「龍馬とその時代」大石 学
NHKカルチャーラジオ「歴史再発見」
http://www.nhk.or.jp/r2bunka/ch02/index.html
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昭和43年に放送されたNHK「竜馬がゆく(北大路欣也主演)」を見た記憶がありますから、「龍馬伝」との比較も楽しみの一つであります。今回のものは岩崎弥太郎の視点から龍馬が描かれているそうです。
それでは勝海舟とはどんな人物だったのしょうか。
*長文を読むのに便利な縦書きビューワー
http://www6.ocn.ne.jp/~exist/news/soft.html
■勝海舟先生に驚くー高橋是清、勝海舟宅訪問(「高橋是清自伝」p144中公文庫 )
(転載開始、文責当社)明治六年(二十歳)の末ごろであったと思う(桃注:海舟五十歳のころ、1873年)。勝海舟先生の屋敷が、まだ赤坂氷川町にあった時分、モーレ一博士が一度勝先生に挨拶に行きたいから、向うの都合を聞合せて貰いたいということで、打合せの結果、ある日訪問することとなった。
元来モーレ一博士は、アメリカにいる時、勝小鹿君(勝海舟先生の令息)の数学の先生であった。
その時分の海舟先生といえば、雷名天下に響いて、世間讃仰の的となっておられた。私はその時にはまだ一度会ったことのない人であったが、窃かに想見してその人格に傾倒しておった。
しかるに、今度モーレ一博士が訪問するについてたまたま私が通弁として行くこととなった。向うへ着くまでは、定めし堂々たる家の構えで、玄関にはごつごつした用人どもが、物威(ものいか)めしく控えていることだろうと思っていた。
ところが取次に出て来た人は十六、七の綺麗な娘で、木綿の着物でこそあれ、式台に両手をつき静かにモーレ一博士の挨拶を承わりしばらくお待ち下さいませといって奥へ進んで行く物腰が、いかにも気高く落ちついていたのでびっくりした。
やがて、粗服の上に木綿の小倉袴を着けた一人のお爺さんが、素足のままに出て来て、「どうぞ、こちらへお靴のままで」と案内する。やがて玄関を上って右の方へ行き、座敷へ通ると、純然たる日本家である。縁先近くに卓子(テーブル)があって、その周りに椅子が三つ列べてある。
「さあ、お掛けなさい」
と、案内人は、まず我々に勧めて、やがて自らも椅子に掛けた。実はこの人が、最初玄関に出て来た時からこれは勝家の用人だろうぐらいに考えておった。モーレ一博士もそう思い込んでおられたようであった。ところがこの老人が勝さんだと分って、これまた驚いた。
モーレーさんから慇懃(いんぎん)に挨拶があって、小鹿さんについての詳しい報告があった。私がその通弁をしている内に、今度は相当年輩のお婆さんが、白襟黒紋付の上に裲襠(うちかけ)を着て、着物の裾を引きずりながら静かにその席へ現われて来た。すると、勝先生がモーレー氏に「これが私の妻で、小鹿の母です」と紹介される。
この光景を見て、私はまた驚いた。何しろ、一人は玄関番と間違えるような粗服、これに反して一人は白襟紋付で、裲襠の据を引きながら、出てくるという次第だから、その対照がいかにも奇異である。モーレ一博士は、奥さんに対しても、繰返して小鹿さんのことを報告された。
すると、勝さん夫婦は、息子の小鹿さんが、かねて大変親切にお世話になっていること、おかげで学校も順序よく進んでいることをいって、篤(あつ)くお礼を述べられた。
その間、夫人は腰も掛けずに立っておられるので、私は椅子から離れて、「これにおかけ下さい」と申しても、とうとう掛けられなかった。そうして、その挨拶が済むと夫人はそのまま奥へ引込まれた。(続く)
■「平成桜田門外の変」
鳩山首相辞任、管新総理誕生、小沢幹事長沈没。冷静に極左政権の自壊を祈り続けたいと思います。福嶋瑞穂さんご苦労様でした。千葉法務大臣もお願いします。
ところで「桜田門外の変」井伊大老襲撃に参加した子孫が今国会にいます。動乱の時代でしょうか。
お勧めサイト
・杜父魚(かじか)文庫ブログ
「小鳩が去って古ダヌキが2匹! 古沢襄」
http://blog.kajika.net/?eid=996713
・「1/4【討論】民主党、菅直人代表選出[桜H22/6/4] 」
http://www.youtube.com/watch?v=sQLy3En4Lpc
・「国民自重の心」小泉信三
http://momotarou100.iza.ne.jp/blog/entry/470460/
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■ 謀略
「スパイの一番大きな目的は、相手国の国策を誤らせる事にある。(中略)とにかく大東亜戦争で日本は国際謀略というものに引っ掛かって敗北した。謀略に対して暗かったという、日本の不明がある。決して物量に敗れたとか何とかというような簡単なものではないということを、諸君達は知っておいてよろしい」
—安岡正篤;「続人間維新」より
関西師友協会 http://www.siyukai.org/
■大日本史ー在日編
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■右翼の正体
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5735 【勝海舟を訪ねる】 MoMotarou
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