6023 聞こえてくるのはアジアの言語ばかり 前田正晶

5日は室外の温度は40℃はあるかと思わせる快晴の中、昼を挟んで外出した。先月20日の検査ではヘモグロビンの数値が7と最悪だったものが、直近の3日には何とか9まで戻っていたし、どうやら順調に復調と思っていたからである。
ところが、1時間も経った頃に大久保通りと小滝橋通りの交差点で信号待ちしている時に暑さに目もくらむ思いがして、熱中症にでもなったら大変と持参していた倍に薄めたポカリスエットを家人とともにがぶ飲みした。多くの死者を出している酷暑の恐ろしさを実感した次第。
その猛暑も兎も角、近頃この大久保通り沿いの商店街でのデフレ傾向は凄まじいものがある。先ずは回転寿司店間の競合である。平禄寿司(元は元禄寿司)のほぼ正反対の場所に元気寿司がある。当初は後者が126円/皿で価格競争を始め、平禄の136円を圧倒した。
だが、今や平禄は100円が主体で、一定量を超すと1皿を無料とする大奉仕を開始した。元気も負けずに120円均一で対抗しているが、どうも旗色が悪い様子だ。このデフレ傾向の値下げ効果を享受しているのが韓国と中国の若者であるのは何とも皮肉だ。
一方ではドラッグ・ストアというか薬局の価格競争の激甚である。大久保駅と新大久保駅の中間にはマツモトキヨシとこの辺りを中心のチェーン店・龍生堂があるが、この両店間の競争はそれほどではない。
だが、大久保通りを小滝橋通りを越えて少し北上すると、そこにはヒジカタ薬局と名古屋から進出したチェーン店形式のスギ薬局が猛烈な価格競争を展開し、我々消費者を喜ばせている。
すなわち、兎角目玉、これをアメリカでは”loss leader”と表現するのは面白いと思うが、にされやすいボックス・ティシュやトイレットペーパーなどは、全4店を調査して歩かないととんだ詰まらない買い物をして、1パック当たり10円も損をすることがあるほどだ。それほど微妙に価格差を付けて安売り競争しているという意味だが。
当方は最近このような価格競争の対象が何処の国の消費者を目指しているのかと、疑問に思うようになってきた。すなわち、日本人相手の40年の歴史を誇った青果物中心の小型スーパーも閉店したし、チェーン店形式のうどん屋、ラーメン屋も浮かんでは消え、浮かんでは消えが続いている。100円ショップも1店、ローソン100の前に消滅した。
わずかにレジの前に朝から晩まで長蛇の列ができているのは業務用スーパーと名乗る河内屋くらいのものである。だが、この列に並べば聞こえてくるのはアジアの言語ばかりである。
どうやら、多くのアジア人は種種の悪条件を乗り越えて我が国に移り住んでも、何不自由なく生活できる条件を発見しているのではないかとすら思う。
あれほど増殖した日本語学校の生徒たちが何処に住んでいるのか知らないが、彼らは最低限の収入をも厭わず、法律の限度内でコンビニや量販店でアルバイトをすれば暮らしていける様子なのは、我が国のデフレと過当競争のお陰かも知れないとすら考えている。
こう言えば、余りに悲観的という声が上がるだろう。だが、そう言いたければこの百人町と大久保辺りをじっくりと時間をかけて観察してからにして欲しい。現在、アメリカではアリゾナ州の移民法案が問題化している。私はあの事態が他人事で終われば良いなとすら感じる時があるのだ。
我が国をアジア諸国の経済・人口問題・食糧問題解決の安全弁にして良い訳はないだろう。
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