6685 そうはいっても昇竜の勢い衰えず 宮崎正弘

チャイナ、インド、サウジの留学熱。米国留学はインドをぬいて中国がトップ、日本は下位に転落。第三四半期GDPは完全に日本が中国に抜かれていた。11月15日発表の四半期ごとの速報で二期連続。おそらく2011年に発表される公式統計で中国は世界第二位のGDP大国となる。
米国教育研究所が発表した留学生統計は脅威の数字が並んだ。
米国の大学ならびに大学院における留学生ランキング
 (1)中国      127628人(前年比29・9%増)
 (2)インド     104897   (1・6%増)
 (3)韓国       72153   (マイナス3・9%)
 (4)カナダ      28154   (マイナス5・2%)
 (5)台湾       26685   (マイナス4・9%)
 (6)日本       24842   (マイナス15・1%)
 (7)サウジアラビア  15810   (24・9%増)<数字はヘラルドトリビューン、11月16日付け>
好景気を繁栄して中国とサウジの増加率が群をぬき、他方で日本の衰退ぶりは激甚である。とくに中国は大学卒業後の大学院留学が16000名近く、これもインドを抜いた。インドは大学院に学ぶより、ムンバイなど国内で雇用機会が激増しており、大学院留学より就労を撰ぶ傾向にあるという。
 
韓国、台湾からの米国留学は一貫した趨勢で、日本の留学熱が冷めていることとは対照的。米国にとっての問題は、中国人留学生の四分の三が、卒業後も中国には還らず、米国で就労し市民権を得るということである。
杜父魚文庫

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