イスラエルとイラクに挟まれた形の国・Jordan(ヨルダン)から初のアクセス。この国でも国内各地で大規模デモが発生していた。中東全体で動乱が渦巻いている。早速、外務省の「海外安全ホームページ」をみたら、次のように出ていた。
<<ヨルダン:国内各地における大規模デモの発生(注意喚起) (2011/01/27)>>
1.ヨルダンでは、最近の物価上昇や増税への抗議、そして給料の値上げ要求等を目的として、国内各地で大規模デモが発生しており、1月14日及び21日にはアンマン、マダバ、ザルカ、カラク等において数百人から数千人の規模で抗議デモが発生しています。現在までのところ、デモは平和的に行われており、大きな混乱は起きていませんが、今後過激化する可能性も排除されません。
2.報道によれば、政治団体が引き続き生活状況改善等を求めてデモを行うことを呼びかけており、1月28日の金曜礼拝後(12時30分から)、アンマン市内ダウンタウンのキングフセイン・モスクからアンマン市庁舎に向けて大規模デモを行う旨発表したと報じられています。この他、地方都市においてもデモが発生する可能性があります。
3.つきましては、ヨルダンに渡航・滞在を予定されている方及び現在滞在中の方は、事前に報道等から最新の現地情勢について十分に情報収集し、デモの実施予定地には近づかない等に注意しつつ、十分な安全対策を講じるようお勧めします。また、万一、デモや集会に遭遇した場合には、決して近づくことなく、すぐにその場から離れてください。
4.なお、ヨルダンには、危険情報「十分注意してください」が発出されていますので、その内容にも留意してください。
<<【危険情報】はこちら>>
1.概況
ヨルダンの治安状況はおおむね安定していますが、2005年8月には、ヨルダン南部のアカバで米軍輸送艦及びイスラエルのエイラート空港を標的としたミサイル発射事件が発生したほか、同年11月には、首都アンマンにある3か所のホテルがほぼ同時に爆破され、60人が死亡、100人以上が負傷する自爆テロ事件が発生しました。また、2007年1月には、北部の都市イルビッドでヨルダン治安当局が、アル・カーイダ関係者を含む指名手配中の容疑者らを逮捕・射殺する事案も報告されています。
2.地域情勢=全土:「十分注意してください。」
(1)2005年8月、ヨルダン南部のアカバで、米軍輸送艦及びイスラエルのエイラート空港を標的としたミサイル発射事件が発生しました。これに続き、同年11月には、首都アンマンのラディソンSAS、グランド・ハイヤット、デイズ・インの3つのホテルで多数の死傷者を出す自爆テロ事件が発生しました。
事件後、ザルカーウィー(ヨルダン出身)率いる「イラク聖戦アル・カーイダ」がアラブ系ウェブサイトに犯行声明を出し、ヨルダン人に対して、政府関連施設や外国公館、欧米権益や欧米人が利用する観光ホテルなどに近寄らないよう警告し、ヨルダンにおけるテロを継続する意思を表明しました。その後、2006年6月、米軍とイラク治安部隊との合同作戦によりザルカーウィーは死亡しましたが、同人傘下のテロリストグループの大幅な活動低下には至っていないとみられています。
(2)2007年1月9日、北部の都市イルビッドにおいて、治安当局がアル・カーイダ関係者を含む指名手配中の容疑者を逮捕しようとした際に銃器による抵抗を受け、銃撃戦の末、容疑者1人を射殺し、他の1人を逮捕しました。また、現場からは大量の銃器や弾薬などが押収されました。
(3)2008年7月、北部の都市イルビッドにおいて、13人のメンバーからなるテロ組織が教会を襲撃事件を実行し、火炎瓶数個を教会の敷地内に投げ込む事件が発生しました。その中の1人は下記(4)の事件の犯人であり、その他12人については、既に全員逮捕されています。
(4)2008年7月、アンマン市内ダウンタウンのローマ円形劇場付近において、パレスチナ難民の青年がバスに乗車しようとした者に向け無差別に発砲し、レバノン人4人、アラブ系イスラエル人1人及びヨルダン人運転手1人の計6人が負傷する事件がありました。犯人は発砲後逃走しましたが、警察に追跡されている際に自殺を図り、死亡しました。
つきましては、ヨルダンへ渡航・滞在される方は上記情勢に留意し、テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう十分な注意が必要です。
3.滞在に当たっての注意
滞在中は、下記事項に十分注意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、外務省、在ヨルダン日本国大使館、現地関係機関等により最新情報を入手するように努めてください。
(1)渡航者全般向けの注意事項
(イ)常に周囲に気を配り、不審物や着衣、挙動が不審に思える者に注意を払うようにしてください。
(ロ)空港でのチェックイン時はセキュリティチェック等で混雑しますので、時間に余裕をもって空港に向かう
よう心掛けてください。
(ハ)留守宅には必ず旅行日程を残すとともに、定期的に連絡先を知らせるようにしてください。また、旅 行時には在ヨルダン日本国大使館の連絡先を必ず携行し、ヨルダン滞在中に不測の事態に遭遇した場 合には、家族等のほか、同大使館へも連絡してください。
(ニ)一部のタクシー運転手による女性客に対する嫌がらせが時々発生していますので、特に女性はタクシ ーの単独乗車をできるだけ避けるようにしてください。また、込み合うバスへの乗車時にも気をつけてください。
(ホ)首都アンマン市内の繁華街や住宅街(シュメサーニ、スウェフィーヤ、ウム・ゼイナ地区等)では、 車を使ったひったくり被害が発生しています。これらの事件は、主に女性をターゲットとしたグルー プによる犯行で、大通りから離れた人通りの少ない路地で多く発生しています。ひったくられた際に 引きずられて大怪我をするケースもありますので、バッグ等のたすき掛けは避け、道幅の狭い路地な どでは運転手側を歩行し、車道側にバッグ等を持たないよう心掛けてください。
(ヘ)現在までのところ、イラク国境付近での具体的な事件の発生はありませんが、国境付近はヨルダン治 安当局によって警戒が強化されていることから、同付近への訪問は避けるようお勧めします。
(2)長期滞在者向けの注意事項
ヨルダン滞在中の方々は、前述の地域情勢を念頭に置き、下記事項に十分留意してください。また外務省、在ヨルダン日本国大使館及び現地関係機関等による最新情報を入手するよう努めてください。
(イ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡等に必要ですので、到着後遅滞なく在ヨルダン日本 国大使館に「在留届」を提出してください。また、住所、電話番号等届出事項に変更が生じたとき又 はヨルダンから去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその旨を届け出て
ください。なお、在留届は、在留届電子届出システム(ORRネット、http://www.ezairyu.mofa.go.jp / )による登録をお勧めします。また、郵送、FAXによっても行うことができますので、管轄の大使 館まで送付してください。
(ロ)2008年7月~2009年7月の1年間で5件の邦人宅空き巣被害が報告されています。常時施錠の確認、貴重 品の分散保管、自宅付近の不審者への注意、自身の日程を軽々しく口外しないこと、防犯器具の設置 等、空き巣対策の徹底に努めてください。
(ハ)日頃より不測の事態に備えて食料、飲料水を準備しておくとともに、パスポート、貴重品、衣類等を いつでも持ち出せるように準備しておくようお勧めします。
杜父魚文庫
7134 ヨルダンでも大規模デモが発生していた 古沢襄
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