4月23日、利権あさりの最右翼だった「大連実徳集団」が倒産した。
薄煕来の権力を嵩にしての利権で太った同社は、すでに徐明社長が3月15日の薄失脚と同時に拘束され、尋問を受けていたことはわかっていたが、社業は運転資金が続かずに突如、停滞、各地のプロジェクトが頓挫していた。4月23日に倒産していたことがわかった。
薄夫人の英国人毒殺に関与して毒薬を調達したとされる夏澤良ら39名は、河北省北戴河の別荘地で取り調べを受けていることが判明した(香港の有力紙『明報』、4月25日)
また薄の前妻・李丹宇が動き出した。李の父親は李雷峰(北京市書記)で薄の父親の薄一波(副首相)とは戦友、長い付き合いがあり、その息子と娘が一緒になるのは自然の流れだった。北京書記と副首相では、北京市書記のほうが権力的にはやや上である。
しかし異変は薄煕来が1976年に遅れて北京大学へ入り、そこで出会った谷開来と「不倫」に陥ったことから始まった。
李丹宇との離婚調停はすすまず、薄の父親が介入し、李夫人は薄と不倫相手を「重婚罪」で訴えるという泥沼から強引に離婚させ、84年に正式に結婚した。
その前妻・李丹宇との間の子供が桓公の別名をなのって広くビジネスを繰り広げてきたことは述べたが、既得権益を守ろうとしての動きを活発化させる可能性が高い。
杜父魚文庫
9565 薄煕来一派39名は北戴河で取り調べを受けている 宮崎正弘
宮崎正弘
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