10256 人民元の対ドルレートは予想通り下落含み  宮崎正弘

個人投資家が中国から投資資金を引き揚げて・・・。ウォールストリートジャーナル(8月15日)は数字をあげて、状況の劇的変化を伝えている。
人民元の対ドルレートは年初来0・7%下落、上海株式指数は17%下落、ちなみに杭州の不動産価格は公式発表で8%ていど下落した。杭州はアリババ本社などIT産業のメッカとして栄え、不動産価格は鰻登りだった。
7月の中国人民銀行(中央銀行)発表の数字によると、中国が売ったドルは38億元分に相当する。輸出超過分を勘案すると、輸出業者がドルを交換していない事実を物語る。
過去五ヶ月、中国はドル売りを続行しており、そのトータルは1450億ドル。もしこの傾向が続けば人民元はさらに下落する。
過去の中国人民銀行は、輸出超過分に見合うだけの「ドル買い」を行ってきたわけだから、逆の外貨交換をしていることになる。
これは中国にとって衝撃であり、ホットマネー(熱銭)は中国を去ったか、去りつつある現実を物語る。
杜父魚文庫

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