10421 谷垣総裁は四面楚歌/アンケート調査   古沢襄

スポーツ紙のアンケート調査だから、大手紙の全国世論調査ではないという前提付きだが、意外と当たっている面がある。自民党の総裁選で主要候補の中で最も低い支持となったのは、7・4%の谷垣禎一総裁。見る人は見ている。
自民党の総裁で首相になれなかったのは河野洋平氏ひとりだったが、谷垣禎一氏が加わることになりそうだ。今回の総裁選でも影がちらつく“重鎮”支配からの脱却のアンケートもあった。石原伸晃氏にとって重鎮の支持はマイナスになるのかもしれない。
トップは石破茂前政調会長(26・7%)、安倍晋三元首相(26・2%)が続いている。石原幹事長の10・6%は思ったよりは低い。
だが、石破氏には出身派閥の額賀派、安倍氏は町村派の全面的な支持が望めない。人気と派閥の集票は別物だから、やはり地方党員票が決め手になる。
<ニッカンスポーツ・コムで1、2日、民主、自民両党のダブル党首選に関するアンケートを行い、自民党総裁選で再選を目指す谷垣禎一総裁(67)が7・4%と、主要候補の中で最も低い支持となった。トップは石破茂前政調会長(55)で、安倍晋三元首相(57)が続いた。
アンケートは1、2日にニッカンスポーツ・コム上で行い、405人(男性379人、女性26人)が回答を寄せた。浮き彫りになったのは、谷垣氏への支持の低さだった。
現段階で自民党総裁選で名前が挙がる候補で「誰を支持しますか」と聞いたところ、石破氏が108人(26・7%)と最も多く、安倍氏が106人(26・2%)と続いた。谷垣氏は30人(7・4%)で、その他(85人、21%)や石原氏(43人、10・6%)より低い数字。本来、現職の立場も強みとなるはずが、支持は伸び悩んだ。「野田さんと谷垣さんはもういい」(50代男性)との声もあった。
谷垣氏は2日のNHK番組で、「民主、自民、公明の3党合意を軌道に乗せる責任がある。逃げるわけにいかない」と述べ、事実上の出馬表明をした。しかし、今国会中と意気込んだ衆院解散は絶望的。首相問責決議に賛成した自己矛盾も重なり、党内では「20人の推薦人が確保できず、出馬辞退か」の見方もある。ニッカンユーザーでも、「1回総理をやらせてあげたい。意外といい総理になりそうな感じ」(40代男性)という声は、少数だった。
石破氏には「自民党には何も期待しないが、石破さんなら期待ができそう」(30代男性)「真面目、まとも」(60代男性)との声があった。安倍氏には「元首相の経験と新鮮さを両立できそう」(30代男性)の期待の一方、任期途中で政権を投げ出した経緯からか「世間知らずの世襲議員」(30代男性)の批判も。「その他」では小泉進次郎青年局長が9人いたほか、麻生太郎元首相、河野太郎衆院議員の名前も。小池百合子元防衛相も浮上する中、「1度女性総理を」(50代女性)の意見もあった。
次の総裁に望むことでは、マニフェスト順守の声が多かった。「派閥・族議員の撤廃。70歳以上の議員の強制的引退」(60代男性)の指摘もあり、今回の総裁選でも影がちらつく“重鎮”支配からの脱却は、誰が総裁になっても課題のようだ。(日刊スポーツ)>
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました