■極秘執筆、韓国で出版へ
北朝鮮の現役作家が書いた反体制小説と詩集(写真下部)。左下の冊子は短編小説集で、「告発」と題されている。右下は詩集「地獄で歌う歌」。上部は偽装用に北朝鮮から一緒に持ち出した金日成著作集と雑誌「朝鮮」=19日、ソウル
<【ソウル時事】北朝鮮の労働党宣伝扇動部傘下の「朝鮮作家同盟」中央委員会に所属して活動する現役作家が、ひそかに書きためた体制批判・風刺の小説・詩を、脱北した親戚を通じて韓国に伝えていたことが19日、分かった。韓国の北朝鮮人権団体「被拉脱北人権連帯」の都希侖代表が入手し、明らかにした。作品は9月にも韓国で出版される計画だ。
脱北者が北朝鮮を批判する作品を書くことはあるが、北朝鮮の現役作家の反体制作品が外部で明らかになるのは初めてとみられる。作品の国外持ち出しには、脱北して2012年に韓国入りした親戚や中国在住の協力者がかかわった。「金日成著作集」や北朝鮮の一般雑誌に紛れ込ませて運び出し、今年5月に都氏の手に届いた。
ペンネームを「蛍」とする同作家は60代後半で、1970年代から作家として活動しているが、都氏は身の危険を考慮し、詳細な情報を明らかにしていない。
作品は鉛筆で書かれ、200字詰めで約750枚の短編小説集「告発」と、50編からなる詩集「地獄で歌う歌」の2冊。小説は80年代末~95年、詩は2001年までに書かれた。比喩を多用し、体制への批判や社会の風刺、自由への思いなどをつづっている。(時事)>
杜父魚文庫
13688 北朝鮮作家が反体制作品 古澤襄
未分類
コメント