■1人のみ残して召還措置、亡命・批判勢力化を断つため?
<北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記が外交官ら海外勤務者の子女を本国に召還するよう命令じていたと産経新聞が20日、報道した。韓国政府も既にこの事実を確認したという。
産経新聞によると、今回の措置による召喚対象者は親と離れて一人で学ぶ幹部の子女を含めて3000人以上と推定されるとのことだ。非公式に海外で外貨稼ぎをする公安・工作機関関係者の子女まで含めると、実数はこれをはるかに上回るものと見られるという。
同紙は中国駐在の北朝鮮関係者らの話として、金第1書記が各国大使館や貿易企業などの海外勤務者を主な対象に、今月末までに子女を1人のみ残し、あとはすべて北朝鮮に戻るよう指示したとしている。表向きの理由は「在外居住者の削減」だが、実際には海外に居住する党幹部の子女らが海外に亡命したり、批判勢力を形成したりすることを防ぐための措置と見られると報じている。
ある北朝鮮消息筋は「金正恩政権発足前後、子どもを留学に送る高級幹部が増えた。留学先から失踪(しっそう)する子女も後を絶たない」と指摘したと同紙は伝えている。
5月には中国留学していた平壌の警察の高級幹部(19)が韓国に脱北する事件が発生したとのことだ。韓国の番組を見て開放的な社会に憧れたのが理由だという。
金正日(キム・ジョンイル)総書記時代の2007年にも海外子女の強制帰国が命じられたことがあった。しかし、当時は反発が強く、すぐに撤回された。今回1人に限り残留を認めたことも、反発を懸念したためと見られるが、既に反発の声が上がっていると同紙は報じた。(朝鮮日報)>
杜父魚文庫
14052 北朝鮮、海外勤務者の子女に帰国命令 古澤襄
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