■天安門事件以来初。2万人の座り込み「中国の間接支配」に抗議
カジノで経済が成り立つマカオ。2003年に本場ラスベガスを抜き去って、いまカジノでは世界一。カジノからのテラセン収入が400億ドル近く(ラスの二倍以上)。なにしろ年間4000万人が中国大陸から博打と付随して買春にくるのである。
マカオの名物風景は「押」。この「押」ショップが目抜き通りに軒並み林立している。何の店? 質屋さんです。博打ですったあげく、身につけてきた装身具、アクセサリー、ハンドバック、高級時計などを売り払って、無一文になるまで博打を続ける。
他方、カジノで儲けた人は、それを安く買う合理的システム。これはマカオならではの風景。
このマカオで異変が起きた。
89年の天安門事件直後の抗議デモ以来といわれる多数が座り込みを開始した。特別区高級公務員への退職金が高額すぎることが抗議運動の切っ掛けだが、マカオを間接統治しているのは中国共産党であり、人臣はなかば絶望的だった。
もともとはウォール街を占拠した「われわれが99%」という米国の座り込み運動が、世界に拡散し、台湾では国会占拠の学生がでた。学生の国会占拠には台湾全島あげての支持があり、馬英九政権は窮地に追い込まれた。
事実、来台した中国共産党代表の張志軍(閣僚級)は、各地で抗議デモに遭遇し、ペットボトルを投げつけられ、ほうほうの体で逃げ帰った。
この「台湾ひまわり学連」方式が香港へ飛火し、7月1日の返還記念式典前後には50万人の抗議集会とデモ、そして金融街中枢(セントラルを占拠せよ)の座り込みである。
HSBC(香港上海銀行)本社前は広場になっており、となりが中国銀行。このあたりに座り込めば交通が乱れるが、金融取引はコンピュータで行われているため、政治的効果がどれほど上がるかは疑問だが・・・。
こうした動きをみていたマカオ住民が、珍しく抗議の声を挙げた。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴誌前号に「6月30日におきた池袋の脱法ハーブ男のクルマ暴走事故では中国人女性ひとりが犠牲となった。この脱法ハーブも池袋で入手したが、それは中国人グループではなかったのか。」
某紙やNHKなどは、この件のニュースを流す度に、冒頭で必ず、「中国人女性が犠牲になった」暴走事故であることを強調します。日本人だったらいいのか、とつっこみを入れたくなるような言い方です。
脱法ハーブが問題なら、加害者(売った側)の情報だって調査して報道する必要があると思うのですが、マスコミには無理なんでしょうね。(NS生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)日本のマスゴミ(塵)は日本の国益より外国の国益が優先するかのようです。朝日はチョーニチと読んだほうが適切かもしれません。国益を追求する報道姿勢は産経、ややずれて読売、中国報道はなっていないが、ほかは合格点の日経でしょうか。東京新聞と毎日新聞はチョーニチより左です。
(読者の声2) 貴誌4288号読者の声欄、PB生千葉氏への宮崎氏のコメント欄の『なぜ、中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)を読んだときは、ショッキングな内容で小生のドイツへの一方的な思いや幻想は木っ端微塵に打ち砕かれました^
それでも「まさか此れほどのことは無かろう」と半信半疑でしたが、田母神さんの靖国神社での演説に対するドイツ人の、「ドイツだったら、あなた(田母神さん)は、憲法違反で逮捕されますよ」との居丈高なドイツ人の態度を見て、同書の「第4章 連合国占領後にドイツ精神は消えた?」を嫌でも納得させられました。
https://www.youtube.com/watch?v=GGaWIZOIDYM(再生出来ない場合は{田母神 靖国神社」でググってみてください。)
戦後のドイツでは、我国よりもっと異常な言論統制が今でも行われているのですね。この現状では「次の戦争はイタリア抜きで日本とドイツだけでやろうぜ」という戦後暫く流行ったジョークは最早通じませんね。
うっかりドイツ国内で言ったらそれこそ憲法違反で逮捕されそうです。まぁ、一方的な思い込みはよくあることですが、それが個人の問題であれば影響は個人だけにとどまりますが、嘗ての同文同種(?)シナへの一方的思いや、大戦末期のソ連頼みの和平交渉、近年では同盟国への過剰な期待等などは国を滅ぼす恐れありなので、そろそろ卒業しなければならないですね。
(GV2)
(宮崎正弘のコメント) イタリアは国民精神が旺盛ですし、三島由紀夫をEU諸国でどのくによりも理解しているのはイタリアです。拙著『三島由紀夫の現場』(並木書房)の最終章にも書きましたが、「ローマ憂国忌」に呼ばれて講演に行ったおり、かれらが武士道精神や輪廻転生を理解していることに驚かされました。古代ローマには武士道(騎士道の源流)があり、名誉をけがされたときには儀式として切腹がありました。
三島の『金閣寺』をオペラにしたのはドイツ、恋愛とかパセティックは愛を追求するだけなのがフランスで「アモーレ」一本槍ですが、イタリアの三島作品は主要文学作品はもとより、政治論のすべて、『文化防衛論』『反革命宣言』からエッセイの『楯の会のこと』まで、ちゃんと翻訳されています。ドイツではあり得ないことです。
杜父魚文庫
16534 台湾「ひまわり学連」の座り込み戦術は香港からマカオへ飛び火 宮崎正弘
宮崎正弘
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