17048 安倍氏 自民党総裁選を視野に布石     古澤襄

宏池会(旧池田派)が古賀誠派から岸田文雄派になった時に派閥の座長に林芳正氏(谷垣グループ)が就任した。ここに至るまで宏池会は内部分裂をを繰り返しているが、現状は緩やかな結束に向かっているとみた方がいい。
谷垣グループ(有隣会)は2012年10月に結成されたが、派閥行動というよりは緩やかな政策グループを志向し、他派との重複参加も認める勉強会。岸田派との関係も血は水よりも濃い。
自民党の野党時代だが2012年の自民党総裁選で谷垣氏が再選を目指したが、古賀氏は参院から初の総裁候補になる林芳正氏の支援に乗り出し、ギクシャクした。さらに幹事長だった石原伸晃氏が総裁選に立候補したので谷垣氏は立候補の断念に追い込まれたいきさつがある。
この傷跡が完全に癒えたとはいえないが、谷垣氏が党の要職である幹事長に就任することによって、同根である岸田派内も”大宏池会”といかないまでも、安倍政権に協力する過程で緩やかな結束に向かうであろう。
気になるのは名誉会長の古賀氏が相変わらず”反安倍”のスタンスを保っていることだが、議員ではないので影響力はない。林芳正氏も古賀離れをしているのではないか。いずれにしても来年秋の自民党総裁選を視野に安倍首相は着々と布石を打っている。
杜父魚文庫

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