18265 “パイロット解放を最優先に”集会開催    古沢襄

イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織が後藤健二さんの解放と引き換えにヨルダンで収監されているテロ事件の死刑囚の釈放を要求するなか、ヨルダンでは、先月から「イスラム国」に拘束されているヨルダン人パイロットの解放を最優先に取り組むよう政府に求める集会が開かれました。

「イスラム国」とみられる組織は、拘束されている後藤さんの解放と引き換えに、テロ事件の実行グループの1人としてヨルダンで収監されているリシャウィ死刑囚の釈放を要求しています。

こうしたなか、26日、ヨルダンの首都アンマンでは、「イスラム国」に対する軍事作戦の最中に墜落し、先月から拘束されている戦闘機のパイロット、ムアーズ・カサースベさんの解放を求める集会が開かれました。

集会には議員や弁護士などおよそ100人が参加し、主催者は「われわれヨルダン人はあなたを一人にはしない。われわれの最優先事項はヨルダン国民を安全に帰国させることだ」と述べ、ヨルダン政府にムアーズさんの解放を最優先に取り組むよう求めました。

また、後藤さんが拘束されていることにも触れ、「われわれは同じ困難に苦しむ日本の友人の無事も祈る」として、日本との連帯も示しました。

ヨルダンでは、リシャウィ死刑囚を巡って、このパイロットの解放と引き換えに釈放する案が先に取り沙汰されていたことから、後藤さんだけと引き換えに釈放に応じるべきではないという意見や、テロリストの釈放はそもそも認めるべきではないという意見が根強くあります。

■パイロットの兄「無事帰国を」

集会には、拘束されたままとなっているヨルダン軍のパイロット、ムアーズ・カサースベさんの兄、ジャウダット・カサースベさんも参加していました。

ジャウダットさんはNHKの取材に対し、「弟が『イスラム国』に拘束されたことに家族は大きなショックを受け、今も解放されていないことで落ち込んでいます。弟が無事に、できるだけ早く帰ってくることを神に祈るのみです」と話していました。

また、「イスラム国」とみられる組織が後藤健二さんを解放する条件としてヨルダンで収監されている死刑囚の釈放を求めていることについて、ジャウダットさんは「これは政府が考えることです。コメントはできません」と述べるにとどまりました。

また、別の参加者の男性は「拘束されているパイロットはヨルダン人です。ヨルダン国民は誰もが、彼が帰ってくることを望んでいます」と話していました。(NHK)

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