18856 ロンドン近郊で英国「最大級」の油田発見    古沢襄

英ロンドン近郊、それもわずか45キロの地点で推定埋蔵量が最大1000億バレル規模の油田を発見したと、イギリスで話題となっている。英石油探査会社が発表した。

1000億バレルというのは、英スコットランド沖の北海油田で過去40年間に採掘された量(約450億バレル)の倍以上に相当するからイギリス国民が沸き立つのも無理はない。

もっともロイターは推定埋蔵量1000億バレルのうち、回収できるのは5─15%で、これは2030年までに英国が必要とする原油の10─30%を意味すると慎重な見方を示した。

ロンドン読売も「この発見が英国のエネルギー事情にどの程度影響するかは未知数だ」とし、英主要メディアでは「1000億バレルという推計が正しいかどうかは誰もわからない」と疑問視する専門家の見解もあると指摘している。

■[ロンドン 9日 ロイター]英石油探査会社UKオイル・アンド・ガス・インベストメンツ(UKOG)は9日、推定埋蔵量が最大1000億バレル規模の石油資源をロンドン近郊のガトウィック空港付近で発見したと発表した。
 

これを受けて同社の株価は一時200%上昇した。メディアは同地域を「英国のダラス」と呼んだが、実際に回収できる石油はほんの一部とみられることもあり、石油業界アナリストは慎重な見方をしている。
 

スティーブン・サンダーソン最高経営責任者(CEO)は英国放送協会(BBC)に対し「重大な意味を持つ発見だと思う。おそらくこの30年間で(英国の陸上では)最大の規模で、国家的な意義があると考えている」と述べた。
 

UKOGが発見した石油資源は英国南部のウィールド盆地に位置する。ここはガトウィック空港に近い田園地帯で、ウィッチファーム油田に位置する欧州最大の陸上油田に隣接する。
 

UKOGは証券取引所に宛てた声明で、第3者によるリポートによると、1平方マイル当たり約1億5800万バレルの石油埋蔵量があると推定され、当初の予想よりもかなり多いと説明した。
 

サンダーソンCEOは推定埋蔵量1000億バレルのうち、回収できるのは5─15%で、これは2030年までに英国が必要とする原油の10─30%をウィールド地区が賄えることを意味すると指摘した。(ロイター)

■ロンドンからわずか45キロ、大規模な油田発見
 

【ロンドン=森太】英ロンドン近郊で最大規模の陸上油田を発見したと、英国の石油掘削会社が9日発表し、議論を呼んでいる。
  
 
UKオイル・アンド・ガス・インベストメンツ(UKOG)の発表によると、油田はロンドン中心部から南約45キロ・メートルのガトウィック空港に隣接する地域で見つかった。埋蔵量は最大1000億バレルと推定され、英スコットランド沖の北海油田で過去40年間に採掘された量(約450億バレル)の倍以上に相当するという。

実際に採掘できるのは、現時点では全体の5~15%の見通しだが、これは、2030年までの英国内需要の10~30%にあたるとしている。

ただ、この発見が英国のエネルギー事情にどの程度影響するかは未知数だ。英主要メディアでは「1000億バレルという推計が正しいかどうかは誰もわからない」と疑問視する専門家の見解や、地球温暖化の原因となる化石燃料を大量に採掘するのは時代遅れだと批判する意見が目立っている。(読売)

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