トルコの首都アンカラの中心部で10日、大きな爆発があり、これまでに30人が死亡したほか120人以上がけがをし、トルコの治安当局はテロの可能性が高いとみて調べています。
トルコの首都アンカラの中心部にあるアンカラ駅の近くで10日、大きな爆発が2件相次ぎ、トルコ内務省はこれまでに30人が死亡したほか126人がけがをしたと発表しました。
現地の日本大使館によりますと、アンカラやその周辺には300人ほどの日本人が住んでいますが、これまでのところ日本人が巻き込まれたという情報はないということです。
トルコではことし7月、政府軍がクルド人武装組織に対して大規模な軍事作戦に乗り出して以降、各地で衝突やテロが相次ぎ、治安当局が警戒を強めていました。
地元メディアによりますと、この日は、労働組合やNGOが、こうした衝突などに抗議し、平和を求めるデモが予定され、現場はその集合場所だったということで、治安当局はテロの可能性が高いとみて調べています。
現地からの映像では、集まった人々が手をつないで抗議のスローガンを唱えながら踊っていたところ、背後で突然、大きな爆発が起きて炎が上がった様子がとらえられています。
トルコではことし7月、隣国シリアとの国境近くで過激派組織IS=イスラミックステートとつながりがある男による自爆テロ事件が起き30人以上が死亡していますが、今回の爆発がISと関わりがあるかどうかはこれまでのところ分かっていません。
■アンカラと過去の爆発事件
爆発が起きたアンカラはトルコ中部に位置する首都で、最大都市イスタンブールに次ぐ国内第2の人口を抱える都市です。過去にはおととし、アンカラにあるアメリカ大使館の前で、反政府の極左組織が自爆テロ事件を起こし、大使館の警備員を含む2人が死亡しましたが、これ以降、アンカラでは大きな爆発事件は起きていませんでした。
しかし、トルコではことし7月、政府軍がクルド人武装組織に対する軍事作戦に乗り出して以降、各地で衝突やテロが相次ぐようになっていました。
地元メディアによりますと、一連の衝突などで、ことし7月以降、これまでに少なくとも1000人以上が死亡するなど緊張が高まっていて、治安当局は警戒を強めていました。
一方、トルコ南東部のスルチでは、ことし7月、過激派組織IS=イスラミックステートとつながりがある男が自爆テロを起こし、クルド人の若者ら32人が死亡した事件が起きていますが、今回の爆発がISと関わりがあるかどうかはこれまでのところ分かっていません。(NHK)
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