このところ米国防総省の北朝鮮情勢に関する発言が相次いでいる。米太平洋軍司令部のティモシー・キーティング司令官は二十二日の記者会見で、オバマ大統領の命令があれば、在韓米軍などと共に実行できる(侵攻)計画を持っていると、公開の場で明らかにした。(朝鮮日報)
さきに米国防総省のマイケル・ナット次官補(世界戦略担当)が十五日の米議会下院の公聴会で、「北朝鮮の将来の状況に関するシナリオを検討している」と述べたばかりである。
在韓米軍と韓国軍は、金正日総書記の健康状態が急変することに伴う北朝鮮国内の混乱に対処する「概念計画5029」の発動を計画している。
またワシントンのシンクタンク「ブルー・キングス研究所」のマイケル・オーヘンラン氏は、北朝鮮核が問題になる場合は、米軍が北朝鮮への進駐を考慮する必要があるとし、その場合には米国は、できるだけ早く北朝鮮の領内から撤収することを約束するなど、中国に対し迅速かつ正確な意思の伝達をしなければならないと注目すべき指摘をしている。
<米太平洋軍司令部のティモシー・キーティング司令官は22日、「太平洋軍司令部は、北朝鮮で不確実な権力の継承が行われた場合、(オバマ)大統領が命令すれば、在韓米軍などと共に実行できる計画を有している」と話した。同司令官は記者会見で、「金正日(キム・ジョンイル)が権力の座から下りるということが、米国の安全保障の危機を意味するものではなく、またそれが(米国の安全保障の)危機につながらないことを望む。だが、危機につながった場合に備える必要がある」と述べた。
その上で同司令官は、具体的な方針について「太平洋軍司令部は、国務省、国防省、情報機関、そして同盟国などとの緊密な協議を通じ、さまざまな選択肢を用意する。われわれは広範囲な選択肢の中から手段を選ぶ準備をしている」と述べ、また「彼(金総書記)に健康上の問題があることは明らかだ。外見から判断すると、彼は1年前に比べ、まったく別人のようだ」と語った。
北朝鮮で突発的な事態が起こった場合、韓半島(朝鮮半島)に対する米軍の指揮権を持つ太平洋軍司令部の司令官が、金総書記の死後について公開の場で言及したのは今回が初めて。一方、米国防省のマイケル・ナット次官補(世界戦略担当)は今月15日、米国議会下院の公聴会で、現在進められている北朝鮮の権力継承の問題を含め、「北朝鮮の将来の状況に関するシナリオを検討している」と述べた。
米国防省の高官らが相次いでこうした発言をしたのは、韓米両軍が北朝鮮情勢の急変に備えた「概念計画5029」について、具体的な検討を行っていることを示唆するものだ。また、金総書記の健康状態について、新たな情報を入手したことを意味するとの見方もある。さらに、オバマ米政権の北朝鮮に対する圧力が強まっている状況にあって、「金総書記の死後」について言及したことは、北朝鮮に圧力をかける「心理戦」という性格も持つものだ。
これについて、米ワシントンのシンクタンク「ブルー・キングス研究所」のマイケル・オーヘンラン氏は、先月発表した報告書で「北朝鮮が崩壊した場合の平和の維持や再建に関する問題は韓国軍が担当することになる。だが、米国の安全保障にとって深刻な脅威となる北朝鮮の核物質が問題になる場合は、米軍が北朝鮮への進駐を考慮する必要がある」と主張した。
また、「この場合、米国は、できるだけ早く、北朝鮮の領内から撤収することを約束するなど、中国に対し迅速かつ正確な意思の伝達をしなければならない」と指摘した。(朝鮮日報)>
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3711 米軍幹部が金正日総書記死後の侵攻計画を漏らす 古沢襄
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