4750 首相、菅財務相の“口先介入”に苦言 古沢襄

なり立ての菅財務相には市場の怖さが分からない。外国為替相場の水準が1ドル=95円台が望ましいというのは、アナリストが言うのならともかく、財務相がいうと“口先介入”になりかねない。相場が一時的に1ドル=95円台になっても、財政出動がないと知れば、1ドル=90円台を割ることになりかねない。
それが輸出産業に与える打撃は計り知れない。景気がさらに悪化する。
鳩山首相が「為替に言及すべきでない」と菅財務相の“口先介入”に苦言を呈したのは当然のことだ。英ロイターは7日の東京外国為替市場で円売り・ドル買いが加速した様を時々刻々と伝えている。口は災いのもとである。
<鳩山由紀夫首相は8日午前、菅直人副総理・財務相が外国為替相場の水準に関し、1ドル=95円台が望ましいとの考えを示したことについて「為替は安定が望ましいわけで、急激な変動は望ましくない。政府としては基本的に為替に関しては言及するべきではない」と述べた。菅氏の“口先介入”は望ましくないとの考えを示した発言だ。首相公邸前で記者団の質問に答えた。
ただ、首相は「菅財務相は、経済界としては(こう考えている)という思いで申されたことだと思う」とも指摘。菅氏に直接、発言を控えるよう求める考えはないと説明した。
菅氏は7日に行った財務相就任後初の記者会見で「経済界では1ドル=90円台半ばが適切との見方が多い。もう少し円安に進めばいい」と発言。これを受け、7日の東京外国為替市場では円売り・ドル買いが加速し、1ドル=92円台後半で取引された。(産経)>
■ロイターの指標
<11:40> ドル93.35円付近へ上げ幅拡大、菅財務相「いざという時に何らかの行動とるのも財務相の権能」
ドルは93.35円まで上げ幅を拡大。菅財務相は「いざという時に為替に対して何らかの行動とることも財務相の権能」と発言した。市場では「前日に続き刺激的な発言だ」(邦銀)との声が出ている。
<11:35> ドル一時93.13円まで軟化、菅財務相発言で上下
ドル/円は一時93.13円まで下落。菅財務相は閣議後の会見で為替について「市場が決めること」と発言した。しかし、その後すぐに「経済界の期待・希望もある程度勘案しなければならない」との見方を示したことが伝わると、ドルは92.27円付近まで急速に値を戻した。「売買が激しく交錯している」(外銀)という。
<11:10> ドル93.30円付近、仙谷国家戦略相「高い安いは言わないほうがよい」
ドル/円は93.30円付近でもみあっている。仙谷国家戦略相は為替について「経済や財政に影響与えかねない立場で、高い安いは言わないほうがよい」と語った。菅財務相は前日、「もう少し円安が進めばいい」と発言している。一方、亀井金融担当相は菅財務相発言について「為替が急激な円高に進む状況があった、危惧の念を表明したのは当たり前」と擁護した。これらの発言を受けて、ドル/円の値動きに大きな変化はない。
<10:13> ドル93.39円まで下落、仲値は余剰気味・菅財務相発言に関心
仲値公示にかけてドルは93.29円まで一時下落。週明けにかけての連休で、実需の売買が集中する5・10日が前倒しとなるきょうの取引では、仲値でドルが余剰になったといい、公示後は93.40円付近へ緩やかに値を戻した。市場では閣議後に会見を予定している菅財務相が、急速な円安進行を受けてどう発言するかが関心を集めている。
<10:00> ドル93.40円付近、鳩山首相が為替の急激な変動に懸念との報道
鳩山首相は8日朝、為替について政府が言うべきではないとしながら、急激な変動はよくないと発言したと一部通信社が伝えた。前日の菅財務相発言については、経済界の考えを言ったとしている。ドルは93.40円付近。発表が伝わった直後に小幅に円高が進んだが、目立った反応はなかった。
<09:10> ドル一時93.78円まで上昇、4カ月半ぶり高値
午前9時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点から上昇した93円半ば。早朝の取引で一時93.78円まで上昇して、昨年8月28日以来4カ月半ぶり高値を付けた。菅直人副総理兼財務・経済財政担当相の円安をめぐる発言や、きょう発表される12月米雇用統計への期待感などからドル/円強含みの地合いが続いているという。
<07:55> 米規制当局が金利上昇リスクを金融機関に警告、早朝のドル高/円安のきっかけ
市場では、日本時間早朝にドル高/円安が進んだきっかけとして、米連邦金融機関検査協議会(FFIEC)が現地時間7日夜、金融機関に対して金利上昇のリスクに備えるよう警告する声明を出したことが話題となった。「ストップロスを狙った買い仕掛けの口実とされている」(外銀)という。一時93.78円まで上昇したドルは93.60円付近へ小幅に値を戻している。
<07:44> きょうの予想レンジはドル93.00―94.20円付近、4カ月半ぶり高値圏で売買交錯
きょうのドル/円JPY=の予想レンジは93.00―94.20円付近。菅直人副総理兼財務・経済財政担当相の円安をめぐる発言や、きょう発表される12月米雇用統計への期待感などからドル/円が買われた地合いが続く見込み。ただ、急ピッチな上昇に戻り売り圧力も強まりやすくなっており、ドルは高値圏で売買が交錯しそうだという。
ドルは早朝の取引で、93円半ばにあった一段のドル買いを誘発するストップロスを巻き込んで上昇。海外市場の高値を上抜けて一時93.78円と昨年8月28日以来4カ月半ぶり高値をつけた。(ロイター)
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