<【カイロ=遠藤良介】モルシー大統領の退陣を求めて大規模デモが続いているエジプトで3日夕(日本時間同日深夜)、事態を収拾できなければ軍が介入するとした最後通告の期限となった。軍部はすでにモルシー政権の排除を盛り込んだロードマップ(行程表)を策定しているとも報じられるなど、大統領支持派と反政府勢力の大規模な衝突に発展する恐れが出ている。
シーシー軍最高評議会議長兼国防相は同日、反政府勢力が協議担当者としたエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長らと面会し、通告期限切れ後の対応を調整したもようだ。軍が同日夕に声明を発表するとの情報があり、ここでモルシー氏の「処遇」に言及される可能性もある。
モルシー氏は3日未明のテレビ演説で、「選挙で選ばれた責任を果たす」と自らの「正統性」を主張。反政府勢力スポークスマンの1人が同氏の演説を「内戦への公然たる呼びかけだ」と非難するなど、双方の対立は先鋭化している。
政府系紙、アルアハラムは3日付の1面で、モルシー氏が同日の「期限」到来に伴い、「辞任もしくは排除される」と報道。軍のロードマップには、(1)大統領に代わり、最高憲法裁判所長ら3人で構成される「大統領評議会」を設置し憲法を停止する(2)大統領評議会が9~12カ月の暫定統治に当たり、新憲法を制定する(3)新憲法に基づき大統領選・議会選を行う-ことが盛り込まれているという。
軍が政権の強制排除に動いた場合には諸外国からの厳しい反応もあり得る。
カイロでは2日深夜、カイロ大学付近でイスラム原理主義組織ムスリム同胞団などのモルシー氏支持派と治安部隊が衝突、地元報道によれば16人が死亡、約200人が負傷した。全土では23人が死亡したという。(産経)>
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13186 エジプト軍、大統領排除か 最後通告期限 古澤襄
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