■平身低頭しつつ一括交付金を自賛 県連と溝埋まらず
<民主党の岡田克也前副総理らは25日、沖縄県庁を訪れ、民主党政権が創設した一括交付金の運用状況をめぐり仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事と意見交換した。だが政権時代に米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾=ぎのわん=市)の移設問題を迷走させた民主党に対し、県側は複雑な表情。同党は最終的に同県名護市辺野古への移設にカジを切ったが、県連は反対のままで、締まらない訪問劇となった。
訪沖したのは基地負担軽減や振興策を検討する民主党沖縄協議会(座長・大畠章宏幹事長)の幹部。
「普天間問題では県民の期待を高めながら、辺野古にならざるを得なかった。その反省に立っている」会談で協議会顧問の岡田氏はこう語ったが、同時に「政権時代、沖縄にとってはいろんな意味で大きな転換点になったと思う」と続け、民主党政権が創設した使途の自由度が高い「沖縄振興一括交付金」を自画自賛してみせた。
岡田氏は普天間問題を混迷させた鳩山由紀夫政権時の外相。当時、防衛相だった北沢俊美顧問も同席しており、仲井真氏の心境は複雑だったに違いない。
「岡田、北沢さんに会えて懐かしいといってはあれだが、大変お世話になった。沖縄の基地はあれだが、それでもいろいろ取り組んでいただき感謝する」
奥歯に物が挟まったようなその言いぶりは、民主党批判に走りそうになるのを懸命に自制しているかのようでもあった。
会談には県連代表の喜納昌吉元参院議員も姿を現し、岡田氏が挨拶している間、ぶぜんとした表情を浮かべた。喜納氏は8日に那覇市内で記者会見し、来年1月19日投開票の名護市長選に関連し、普天間の辺野古移設について「選択肢になり得ない」と明言。辺野古への移設推進を掲げる党本部との「ねじれ」は解消されていない。
海江田万里代表は25日の記者会見で「県連と党本部の意向が違っているので、意見を統一していきたい」と語った。その沖縄県連は21日の常任幹事会で「私たちが活動するのは党のためではなく、沖縄のためだという意志を県民に伝える」として、名称を「沖縄民主党」に変更。党本部から距離を置く姿勢を鮮明にしている。(産経・村上智博)
杜父魚文庫
14729 民主、何しに訪沖? 古澤襄
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