15963 いよいよ中国経済の断末魔が   宮崎正弘

■中国、石炭、鉄鉱石輸入への貿易金融を大調整か
港に積み上げられた石炭、鉄鉱石滞貨はすでに3000万トンを超えた。
中国の31の港湾に滞貨されている石炭、鉄鉱石は3000万トン。ほかに国内の炭鉱や製鉄所に山積みの石炭、鉄鉱石を合計すると余剰在庫は一億トンになる(『星島日報』豪州版、2014年5月1日)。
輸入された原料には貿易融資による金利が付帯する。つまり在庫に税金がかかるように、貿易決済は銀行間のバイヤーへの融資であり、金利がかかるのは常識である。
 
銀行団は、こうした滞貨の山を目撃して新しい融資を抑え始めた。中国の場合、3ヶ月から6ヶ月の融資というスパンで、金利は年利15%から30%だという(同紙)。
一方で鉄鉱石と石炭の価格は値崩れを起こし、前年比で13%の失速。償還時期に遭遇しても輸入代金の決済が出来ない。だからますます滞貨が増える。その利息だけで米ドル換算で40億ドルに相当し、深刻な状態となった。
これが直接的に跳ね返るのは、石炭と石膏席などの輸出国である。とくに豪州は鉄鉱石輸出で中国が最大のお得意様だったため、業界は真っ青になっている。過剰投資、過剰在庫、そして価格暴落。いよいよ中国経済の断末魔が聞こえる
杜父魚文庫

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