2007-06

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710 トイレ掃除と公共心 伊勢雅臣

6月12日付け産経新聞によれば、時事速報の中の「中国政策トレンド」というコラムで、富士通総研上席研究員の柯隆氏が次のように書いている、と言う。集合住宅に住む友人の家を訪ねると、階段や廊下などの共有部分の照明はほとんど壊され、床も掃除されてお...
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709 スーパースパイの末路 渡部亮次郎

1985(昭和60)年、中国国家安全部対米国情報工作の当時の総責任者、北米情報司の司長、外事局の主任だった兪強生は、米国に政治亡命した。兪強生が政治亡命した動機は不明だが、両親が受けた迫害と関連していると見られる。兪強生の父親は、中国共産党...
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708 窮鼠がアメリカ猫をあしらう 古沢襄

忘れた頃にヒル国務次官補の電撃的な訪朝。訪朝初日の21日に金桂寛(キム・ケグァン)次官と会談したのに続き、22日朝、朴宜春(パク・ウィチュン)外相と会談した。ご本人は「朴外相や金次官との間で良い話し合いができた」と自画自賛した。米国務省のマ...
宮崎正弘

707 巨大冷却塔が崩壊 宮崎正弘

火力発電所。石炭、石油もしくはガスを使用してタービンを回し、発電する。中国は一週間から十日に一基という驚異のペースで火力発電所を建設、稼働させ、電力不足を補ってきた。中規模の火力発電所新設は地方政府の許可だけで進行できる。オランダ政府系研究...
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706 三度の失脚と復活 渡部亮次郎

ご承知の如く私は中国については国交回復のとき、記者として田中総理に同行し、六年後は福田内閣の外務大臣園田直の秘書官として日中平和友好条約の締結に関与した。振り返って日中関係の主人公は中国では毛沢東主席であり周恩来総理だったが、隠れたる主役が...
宮崎正弘

705 「蘇州夜曲」「無錫旅情」の面影は 宮崎正弘

もともと巨大な発想は、好きな民族である。随の煬帝は大運河建設を試みて、途中で挫折したが、その運河の遺構は後世の改修と補強工事を経て残り、一部は観光名所となった。杭州の運河にかかる橋は景勝地として知られ、西湖は「世界遺産」の登録を済ませた。し...
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704 公安調査庁と朝鮮総連 古沢襄

日本の官庁で諜報機関の体裁を備えているのは公安調査庁。米国のCIA、韓国の旧KCIAに較べれば、お粗末な諜報組織だが、日本の安全にとって最大の脅威である北朝鮮の情報を入手するのが主たる任務となっている。しかし情報鎖国の国家である北朝鮮の機密...
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703 議員宿舎はラブホテルではない 古沢襄

朝日新聞によると参院選を前にして「週刊新潮」が社民党の又市幹事長を誹謗する選挙妨害の記事を書いているという。よく読んでみると「議員宿舎の関係者に紹介されたマッサージ店を利用してマッサージを受けたことが、あたかもマッサージ師と男女関係があった...
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702 朝鮮戦争は日本が侵略した戦争 古沢襄

韓国の盧武鉉大統領は”歴史認識”という言葉が好きだが、お膝元の韓国小学生の二割は「朝鮮戦争は日本が侵略した戦争」と思っているという。まずは自国民に正しい歴史の事実を教えてほしい。事実が正確でなくては、認識の根底が崩れる。産経新聞の黒田勝弘ソ...
宮崎正弘

701 グアンタナモから釈放されたウィグル人たち 宮崎正弘

昨年五月頃、米国はウィグル人を五人、ひそかにグアンタナモ基地から解放し、アルバニアがかれらの「亡命」を受け入れた。 中国は引き渡しを要求したが、嘗て最大の親中派だったアルバニアは、いまや最大の親米国家。やんわりと引き渡し要求を拒絶した。かれ...