グルジアVSロシアの軍事衝突の余波を警戒するイラン。この絶妙なタイミングにイラン核施設空爆があるのでは?
アジアタイムズ(8月16日付け)が珍しくイランの政局を分析している。
イランは嘗てグルジアを領有していた。いまもアゼルバイジャンを越えれば、隣りの領土である。
イランのモッタキ外相は、ロシアのラブロフ外相と電話会談を行い「即時停戦と平和的解決」を訴えた。
イランから見ればロシアは主権国家を侵攻したことになるが、国営イラン放送などはロシア批判と避けているという。
十九世紀、イランとロシアとの条約(グリステン条約=1813とトルクマンチャイ条約=1828)によって、グルジアはロシア領に編入された。
爾後、グルジアが独立したのは1991年、しかしロシア軍が撤退して、本当の独立を達成したのは2006年である。
イランの外交は「イラン・シックス」と呼ばれることがある。米・英・ロシア・仏・・中独の六カ国が優先順位であり、NATOの東方拡大はロシアとともに反対してきた。上海シックスにはオブザーバーで加わった。
そのイランが核武装を急ぎ、最も脅威を受けるイスラエルが空爆の準備をし、サウジアラビアが米国とイスラエルに空爆を密かに要請した節もあり、中東情勢は本日も複雑怪奇。
それにしてもイランのグルジア問題への関心は尋常ではない。
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2160 イランから見ればロシアは主権国家を侵攻した 宮崎正弘
宮崎正弘
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