5284 普天間移設の米交渉は困難 古沢襄

外務省ルートから洩れてくる情報では、鳩山政権が提案してくる普天間移設の代替案に、米側が応じる可能性はゼロに近い。カナダでクリントン米国務長官は移設先について、日米合意に基づき名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部にするとした現行計画が最善との認識をあらためて表明した。
岡田外相は米国の壁を思い知ったのではないか。カナダで記者団に、新たな移設案をめぐる対米協議について「交渉は可能だが、結果は予断を許さない」と述べている。交渉は可能だが・・・というのは、日本政府の新たな移設案を門前払いしない姿勢を米側がみせているに過ぎない。
外務省サイドの厳しい見方に対して、鳩山首相や平野官房長官には別ルートで米側が妥協してくるという甘い情報が入っているのではないか。それでズルズルと政府案の決定が先延ばしになっている。
結局は日米合意のキャンプ・シュワブ沿岸部移設案が実行不可能となり、米軍普天間飛行場の移設先も合意できなくなるということになるのではないか。もとっも拙劣な対米交渉になる。
<【ガティノー(カナダ東部)共同】クリントン米国務長官は30日午後(日本時間31日未明)、主要国(G8)外相会合閉幕を受けたカナダ・ガティノーでの共同記者会見で、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の移設先について、日米合意に基づき名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部にするとした現行計画が最善との認識をあらためて表明した。
日本人記者団の代表質問に「現行計画が望ましいとの立場を保持している」と強調。ただ「日本政府が(代替案を)提案してくれば、考慮する準備ができている」と述べ、日本側の新たな移設案を門前払いしない姿勢を示した。
これに関し、岡田克也外相は記者団に、新たな移設案をめぐる対米協議について「交渉は可能だが、結果は予断を許さない」と指摘。同時に「非常に困難な道だが、五月末までに結論を出さないといけない」と述べた。
岡田氏は26日にルース駐日米大使に対し、キャンプ・シュワブの陸上に暫定的にヘリ部隊の一部を移し、最終的に米軍ホワイトビーチ(うるま市)がある勝連半島沖の埋め立てによる人工島か、鹿児島県・徳之島に滑走路を建設し移転する案を示している。(共同)>
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