5580 「惨敗覚悟で突っ込むしかない」と民主党 古沢襄

予想されたとはいえ、鳩山内閣の支持率が一割台に転落したことは、あらためて民主党内に衝撃を与えた。しかし参院選を目前にして、新しい体制に刷新する時期はすでに過ぎている。打つ手がない状況に追い詰められたことから「惨敗覚悟で参院選に突っ込むしかない」と悲壮な覚悟が党内に広がっている。死中に活を求める”神風”が吹くのであろうか。
<時事通信社の5月の世論調査で鳩山内閣の支持率は19.1%とついに1割台に突入し、民主党に衝撃が走った。しかし、小沢一郎幹事長を支持するグループを中心に「総主流派体制」で鳩山由紀夫首相を支える党内力学からか、「鳩山降ろし」の動きが具体化する気配はない。夏の参院選に向け、「惨敗覚悟で突っ込むしかない」との声が党内には広がり始めている。
民主党幹部は14日、支持率が危険水域とされる2割をも切ったことについて「ひどい」と発したきり絶句。細野豪志副幹事長は「生活不安や危機的財政状況、日米関係に正面から取り組むことで、国民の期待に応えるしかない」と力なくコメントした。
支持率が下げ止まらない最大の原因が、首相の「資質」にあるのは明白だ。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の5月末決着に「職を賭す」と宣言しながら、決着の定義を変更する形であっさり先送りする発言の軽さ。世論の関心が高い高速道路料金問題でも、新料金案見直しの是非をめぐる方針をわずか1日で翻し、指導力の欠如をさらけ出した。
それでも党内で首相退陣論が広がらないのは、「政治とカネ」の問題を抱えて辞任論がくすぶる最高実力者の小沢氏が、首相支持の姿勢を崩していないためだ。
小沢氏周辺は、首相が追い込まれるような展開になれば「小沢氏も一蓮托生(いちれんたくしょう)になる」と警戒する。同氏に近い輿石東参院議員会長は13日の記者会見で、普天間問題の決着先送りに関し「思った通りいかない場合は引き続き努力せざるを得ない」と首相を擁護。記者団が首相の進退問題に発展しないということかとただすと、「その通りだ」と明言した。
仙谷由人国家戦略担当相や前原誠司国土交通相ら、小沢氏と距離を置く有力閣僚が、首相続投を支持する点では小沢氏らと一致していることも、奇妙な「安定感」をもたらす要因となっている。
ただ、参院選が迫る中、沈黙がこのまま続くとは限らないと見る向きも一部にはある。中堅議員の一人は「党内は息を潜めて見ているだけだ。沖縄などで混乱が拡大したり、支持率が好転しなかったりすれば、全く違った状況になってくる」と指摘した。(時事)>
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コメント

  1. ワン太 より:

    決断力の欠如は鳩のみの問題ではありません。
    そもそも烏合の衆の民主には何も決める力がないのです。
    選挙対策においても無策なのは当然です。
    民間の仲良し会ならそれでいいですが、こんなチャイルデッシュな大人子供集団に騙された我々愚民はどうすればよいのですか?
    チナに報道にすら口出しされて、ご先祖様は泣いています。

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