アメリカのアジア太平洋地域での同盟相手では、日本は韓国よりも下のランクに落ちたのか。日本ビジネスプレスの古森義久のコラムからの紹介を続けます。
=======
「ただ1つのイカリ」から「イカリの1つ」へ 9月10日には、米国大手紙のウォールストリート・ジャーナルがこの報道を論評する形で報じた。「ヒラリー・クリントンが日本について:スリップ(失言)か、スラップ(平手打ち)か」という見出しだった。
同紙の報道は読売新聞の記事を紹介し、その記事が過剰反応を示しているのではないかと、しきりに示唆するものだった。
その上で、国務省のクローリー報道官にコメントを求めていた。クローリー報道官は「国務長官は潜在意識的なメッセージを発したわけではない」と答えていた。
「米国はアジア、太平洋地域に多数の強固な同盟諸国を持っており、それらを列記する順番には意味はない」とも述べる。「米国は日本、韓国、オーストラリアのすべてとの関係を高く評価している。日本はその地域の安全保障のイカリの1つだ」と言うのだった。
だが、クローリー報道官の「イカリの1つ」という表現はこれまでにない用語法だった。歴代政権は「日本はイカリ」と明言し、ただ1つのイカリであることを強調していたのだ。
「イカリ」と言えば、普通はただの1つのイカリであることを指すだろう。それがオバマ政権では「いくつもあるイカリのうちの1つ」というところまで格下げされてきたのである。
この表現を、かつてカーター政権からレーガン政権にわたって10年余りを東京駐在の米国大使として勤めたマイク・マンスフィールド氏の言葉と比べると、「日本沈没」がいやでも印象づけられる。
マンスフィールド大使は「全世界でも日米関係は最も重要な2国間関係である」と、ことあるごとに述べていたのだ。日本は米国の歴代政権にとって、アジアでも最も頼りになる同盟国だったのである。
だが、今では米国にとっての重要性という点で、日本は明らかに韓国に追い抜かれてしまった。(つづく)
杜父魚文庫
6261 日本は「複数のイカリの一つ」 古森義久
古森義久
コメント
そりゃそうでしょう。
わが民主政府はトラストできないんだもの。
アメリカも今弱っている。
困った時の友が真の友のはずだ。
韓国は天安沈没後しっかりと連携をとった。
普天間での約束の反古にもかかわらず、ワシントンは、
【ワシントン=佐々木類】東シナ海の日本固有の領土、沖縄・尖閣諸島近海で起きた中国漁船衝突事件について、米政府は事件は偶発的なものではなく、中国政府黙認の下で起きた「組織的な事件」との見方を強め、中国の動向を警戒している。尖閣諸島は日本の施政下にあり、日米安全保障条約の適用対象との明確な見解をとり、「有事」の際は米軍が対処することを示唆して、強気の姿勢を崩さない中国を牽制(けんせい)してくれている。
愚民政策を強いられたとか、敗戦以来属国にされてきたなどと言う前に、己が自立し、その言を履行せよ。
たとえ、今、わが国が憲法を改正し、国軍を持ち、核装備しても彼の国は支持するだろう。