6745 米空母機動部隊が黄海へ出動 古沢襄

韓国の延坪島に北朝鮮が砲撃を行った事件から一夜明けて、日本の横須賀基地から米原子力空母「ジョージ・ワシントン」が出港した。英ロイター通信によれば、米海軍第七艦隊は24日、米韓両国が28日から12月1日まで黄海で海軍合同演習を実施するという。原子力空母ジョージ・ワシントンと弾道ミサイル防衛に対応したイージス艦など護衛艦四隻も派遣すると発表した。
派遣される空母機動部隊はいずれも横須賀基地(神奈川県横須賀市)を母港にしているが、護衛艦はミサイル駆逐艦「ステザム」「フィッツジェラルド」「ラッセン」と、ミサイル巡洋艦「カウペンス」の四隻。このうち「ステザム」「フィッツジェラルド」は弾道ミサイルを迎撃する最新鋭のミサイル防衛システムを搭載している。
原子力空母ジョージ・ワシントンには七〇機の最新鋭戦闘機が格納されていて、これだけをみればイラク戦争に派遣された米海軍並の戦力。
28日から黄海で実施される米韓合同軍事演習は「以前から予定されていた」と韓国軍合同参謀本部は説明したが、この陣容は明らかに延坪島を砲撃された対抗措置と言える。これだけの空母機動部隊が黄海の延坪島沖に現れると北朝鮮もうかつには手を出せない。第二波砲撃の抑止力になる。
在韓米軍も24日、延坪島に近い海域で28日から来月1日までの4日間、韓国軍と軍事演習を行い、原子力空母「ジョージ・ワシントン」と四隻のイージス艦からなる空母機動部隊を派遣する発表した。強烈な威嚇といえる。
米国は圧倒的な攻撃力を持つ空母機動部隊を、緊張が高まっている海域に展開することで、北朝鮮の挑発行為を阻止する構え。それにしてもジョージ・ワシントンが24日に出港したのは電撃的な反応といえる。日本政府がウロウロしている中に米海軍は一斉に出動している。日本のイージス艦は六隻ある筈だが、日本海で警備態勢に入ったのであろうか。
[東京 24日 ロイター] 北朝鮮が黄海の南北境界水域に近い韓国の延坪島に砲撃を行った事件から一夜明けた24日午前、米軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」が拠点の横須賀基地を出港した。
 
今回の出港をめぐっては、朝鮮半島情勢が緊迫化したことへの対応との見方も出ているが、空母が所属する米海軍第7艦隊では「もともと予定されていた」と説明している。
一方、韓国の聯合ニュースは同日、韓国国防省関係者の話として、米軍の空母が朝鮮半島西方沖での米韓軍事演習に参加すると伝えている。
在日米海軍のスポークスマンは、デービッド・ラウスマン艦長は今回の動きが23日の北朝鮮による砲撃事件と関係があるかどうかについて、メディアへのコメントを一切控えるとした。(ロイター)>
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