12241 北朝鮮問題に沈黙中のオバマ米大統領  古澤襄

オバマ米大統領は6日午後(現地時間)、ワシントン近郊のアンドリュー空軍基地を訪問し、ゴルフをした。オバマ大統領のゴルフパートナーは日程を担当するマービン・ニコルソン氏、ジョー・ボールセン氏、マイケル・ブラッシュ氏らホワイトハウスの参謀だった。この日は、北朝鮮が平壌に駐在する外国公館に職員の安全を保証できないとして退去を勧告した翌日だった。
オバマ大統領は30日、ホワイトハウス参謀と週末のゴルフをした。国連安保理が北朝鮮の3度目の核実験と関連して制裁決議案を発表した後、北朝鮮は3月5日の停戦協定白紙化など1カ月以上も挑発を続けている。
しかしオバマ大統領は公・私的な席で北朝鮮に関する言葉を控えている。北朝鮮の挑発に対するホワイトハウスの反応は、カーニー報道官を通してのみ発表されている。
カーニー報道官は5日の定例記者会見で、「北朝鮮がミサイルを発射しても驚くことではない」と述べた。続いて、「北朝鮮に滞留中の非政府組織(NGO)関係者ら米国人を退去される計画はあるのか」という記者の質問に対しても「ない」と短く答えた。カーニー報道官は「北朝鮮の挑発は過去に経験したパターンと似ている」とし「現在必要な予防措置を取っていて、韓日など同盟国、そして中国などと外交的協議をしている」と述べた。
この1カ月間にオバマ大統領が北朝鮮問題に言及したのは、3月13日に出演したABC放送の番組「グッドモーニングアメリカ」が唯一。当時、「北朝鮮の脅威が現実化するとみているか」という質問に対し、オバマ大統領は「そうできないはずだ」とし「米国は少しのミスもしないだろう」と答えた。
とはいえ、オバマ大統領が北朝鮮問題に関心がないわけではない。カーニー報道官は2日、「オバマ大統領は北朝鮮政権の行動に懸念を表明してきたし、定期的にこの問題に関する情報報告を受けている」と述べた。オバマ大統領としては戦略的に言葉を控えているという意味だ。
北朝鮮の挑発に対する米国の反応はこの1カ月間、変わっていない。いかなる場合も北朝鮮を核国家と認めることはできず、北朝鮮の挑発は過去と同じパターンで、北朝鮮が核とミサイルを放棄してこそ対話を始められる、というのが骨子だ。
ホワイトハウスと国務省・国防総省の記者会見では、毎日のようにこうしたメッセージが発表されている。外交消息筋は「オバマ政権の対北朝鮮政策の骨子は、戦略的な忍耐という一言に濃縮されている」とし「先に核放棄、後に対話という方針は、オバマ政権2期目でも不変」と説明した。
一方、緊張状況が続く中、状況を緩和する流れも見え始めた。米国防総省は今週実施する予定だった大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の発射実験を5月に延期することにしたと、AP通信などが報じた。
今回の実験は北朝鮮状況とは関係がなく、かなり以前に計画されていたが、北朝鮮を刺激する可能性があるうえ、米国が危機を高めているという批判を懸念し、ヘーゲル国防長官が発射の延期を決めたと、匿名のペンタゴン関係者が伝えた。 (中央日報)>
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