ごく普通の青年とみられていたツァルナエフ兄弟が、凶悪な爆破テロ犯になるいきさつがまだ解明されていない。オバマ米大統領は早期解決が米国の勝利と高らかに歌い上げたが、いつ、どこでも起こりうるテロ犯罪の解明が必要なのではないか。
NHKがボストン爆破テロを起こした兄弟の地元・ロシア南部の北カフカス地方の状況を伝えた。
チェチェン系のツァルナエフ兄弟は、北カフカス地方の都市マハチカラに住んでいたことがあり、現在も両親が暮らしているというが、押し掛ける報道陣のまえに父親のアンゾールさんは姿をあらわそうとしない。
ツァルナエフ一家を知っているという近所の男性は「一家は犯罪組織や武装勢力、それにイスラム原理主義組織などと関係がなく、ツァルナエフ兄弟がアメリカでテロ事件を起こしたとは信じられない」と話している。
イスラム過激派が跳梁するチェチェンや北カフカスから兄弟は、自由で民主的なアメリカに夢を求めて移民してきたと思う。しかしイスラム教徒の兄弟にとってアメリカでは孤立した存在であったのではないか。アメリカ社会で孤立し、イスラム過激派の思想に引き寄せられいったとすれば、第二、第三のツァルナエフ兄弟がまた生まれかねない。
<ボストンの爆破テロ事件の容疑者がロシア南部の北カフカス地方に住んでいたことが明らかになり、地元でも衝撃が広がるとともに、その動機や背景に関心が高まっています。
ボストンの爆破テロ事件の容疑者で、チェチェン系のツァルナエフ兄弟は、北カフカス地方のダゲスタン共和国の中心都市マハチカラに住んでいたことがあり、現在も両親が暮らしています。
このうち、父親のアンゾールさんが住む集合住宅には、20日、ロシア内外の報道陣が詰めかけましたが、取材には応じませんでした。
ツァルナエフ一家を知っているという近所の男性は「一家は犯罪組織や武装勢力、それにイスラム原理主義組織などと関係がなく、ツァルナエフ兄弟がアメリカでテロ事件を起こしたとは信じられない」と話していました。
また、集合住宅の1階にある歯科医院の医師は「19歳ほどの医学部の男子学生が何のために事件を起こしたのか分からない」と話していました。
前の日の19日、父親のアンゾールさんも地元メディアに対し、「テロとはどういうことだ。(子どもたちと)どういう関係があるんだ」と信じられない様子で話していました。
北カフカス地方では、ロシア政府と敵対するイスラム武装勢力が300人以上の犠牲者を出した2004年の学校占拠事件をはじめ、警察を狙ったテロ事件を起こすなど不安定な状況が続いてきました。
また、首都モスクワでも地下鉄や空港などを狙った自爆テロをたびたび起こしています。
こうしたなか、北カフカス地方に住んでいた兄弟がなぜアメリカでテロ事件を起こしたのか、地元でも衝撃が広がるとともに、その動機や背景に関心が高まっています。(NHK)>
仏AFPは、弟のジョハル・ツァルナエフ(Dzhokhar Tsarnaev)容疑者(19)が、爆発が起きた数時間後にマイクロブログのツィッター(Twitter)に投稿したと伝えている。
ごく普通の青年だった容疑者が「またひどい食生活に戻ってしまった。大学なんかくそくらえ」などと、大学生活にうんざりしたような雰囲気をにじませている。
あるユーザーの投稿に対し「ボストン・マラソンでたばこを吸う(smoke、「殺す」の俗語でもある)のは良くないけれど」と返信していた。
犯行後、ジョハル・ツァルナエフはあるツイッターユーザーに対して「神は死者を嫌うだって? 悲劇の犠牲者だって? 笑わせるぜ。あいつら堕落してるのさ」と投稿していた。
何のために自由なアメリカに帰化したのだろう。イスラム教徒にとってアメリカ社会は閉ざされた世界だった気がしてならない。
<【4月21日 AFP】米ボストン・マラソン(Boston Marathon)爆発事件で容疑者の1人として身柄を拘束されたジョハル・ツァルナエフ(Dzhokhar Tsarnaev)容疑者(19)は、爆発が起きた数時間後にマイクロブログのツィッター(Twitter)に投稿し、「皆さん、お気をつけて」と呼びかけていた。
米警察は、死者3人、負傷者180人以上を出した今回の爆発事件の容疑者としてツァルナエフ容疑者の行方を追っていた際、同容疑者が利用していたソーシャルメディアのアカウントを調べ、ライフスタイルや犯行の動機の手がかりを探った。同容疑者の友人らによると、同容疑者は「@J_tsar」というユーザーネームを使って、ツィッターに頻繁に投稿していたという。
同容疑者は爆発が起きてから数時間後の15日午後8時4分(日本時間16日午前9時4分)、「この街に愛はない。皆さん、お気をつけて」とつぶやいた。同容疑者はほかにも、犯行後数日間のうちに十数回投稿していた。また、事件前の8日には、「もし知識とひらめきがあるなら、あとは実行するだけだ」という、犯行をほのめかすメッセージも投稿されていた。捜査当局が同容疑者の実名を公表後、フォロワーの数は5万8000人以上に急増した。
同容疑者のツィッターの背景画像には、ロシア南部のタゲスタン(Dagestan)を拠点とするサッカープレミアリーグ、アンジ・マハチカラ(Anzhi Makhachkala)のチームロゴが使われていた。同容疑者のおじによると、タゲスタンは同容疑者が生まれた街だという。
■ごく普通の青年像だが
同容疑者がこれまでに投稿した1099件のつぶやきからは、スポーツ、ヒップホップの歌詞、女の子、イスラム教、テレビ番組、車など、さまざまなことに興味を持つごく普通の青年像が浮かび上がる。しかし、1月23日の投稿では、「またひどい食生活に戻ってしまった。大学なんかくそくらえ」などと、大学生活にうんざりしたような雰囲気をにじませていた。また同容疑者は2012年8月、あるユーザーの投稿に対し「ボストン・マラソンでたばこを吸う(smoke、「殺す」の俗語でもある)のは良くないけれど」と返信しており、事件後に同容疑者のツイートを調べていた人たちを震え上がらせた。
同容疑者と同じ高校に通っていたという友人らは、2001年の米同時多発テロ以後で最悪のテロといわれる今回の爆破事件について、なぜ同容疑者がこのような事件を引き起こしてしまったのかわからないという投稿を次々に寄せている。
同容疑者が最後に投稿した17日のメッセージは、ジンバブエのMufti Ismail Menk氏が出したコメントのリツィートだった。Menk氏はその後、自身のツイッターアカウントから、「犯人は裁きを受けなければならない」と、非難のメッセージを投稿した。
また、同容疑者は犯行後、あるツイッターユーザーに対して「神は死者を嫌うだって? 悲劇の犠牲者だって? 笑わせるぜ。あいつら堕落してるのさ」と投稿していた。(AFP)>
杜父魚文庫
12381 ボストン爆破犯・兄弟の周辺とアメリカ社会 古澤襄
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