週刊誌の発売日がいつなのか注意してみたことがないが、いずれにしても今週中。衆院選挙情勢は今週の誌上の目玉として宣伝するのだろう。
さすがに「自民100議席減」とか「民主110議席超」といった当てずっぽうな記事は、ここにくると書けないから各選挙区別の強弱表を付けた多少はまともな分析の体裁をとるだろう。
私はこの手の週刊誌分析はほとんど読まない。意地の悪い人ならこの手の週刊誌を保存しておいて、選挙開票後の当落表と比較し如何に間違えているか、楽しみながらチクチクやるところだ。
私にはそういった趣味はないので、週刊誌そのものを読まないのだが、公平に言わせて貰えば、週刊誌側の事情も理解してやる必要がある。
発売日が毎週木曜日だとしよう。週刊誌側の編集スタッフと評論家なる者がまず打ち合わせ、大急ぎで記事を書いて印刷、全国に発送する時間と手間を考えると、ギリギリ火曜日までの情報しか入らない。
14日(日)に投・開票の衆院選でみると、9日(火)前後の各選挙区ごとの選挙中盤情勢をもとに分析し、記事として突っ込むのが週刊誌側の限界ということであろう。
言葉を変えれば、大手新聞社が8日(月)9日(火)ごろを中心に全国一斉世論調査(第二回目)をやって終盤情勢の分析に入った時に、週刊紙側は中盤情勢をもとにして最終予測をしなければならない。
販売日との関係とはいえ、これは週刊誌にとってかなりきつい条件である。ハンデイを背負った週刊誌とギリギリまで情報分析ができる大手新聞社を同じテーブルで論じるのは、やはり不公平といえよう。
毎日新聞と時事通信が衆院選挙の中盤情勢を発表している。時事は①自民党は公示前の295議席に上積みし、単独で300議席を超える可能性がある②民主党は公示前の62議席は確保しそうだが伸び悩み。
毎日は①自民党は小選挙区、比例代表で計300議席を上回る勢いで、公明党と合わせて衆院の3分の2(317議席)を超えるだけでなく、自民単独での3分の2超えも視野に入る②民主党は小選挙区で前回(27議席)を超える30議席台を確保しそう・・と序盤で勢いにのる自民党が中盤でも快調に戦いを進めていると報じた。
地方の選挙区では自民党が北陸や中国、四国などの12県で全小選挙区を独占する可能性(時事)、自民党は青森、秋田、山形、群馬、富山、石川、福井、岐阜、和歌山、鳥取、島根、山口、徳島、愛媛、高知、佐賀、長崎、宮崎の各県ですべての小選挙区を制する勢い(毎日)。
序盤、中盤の自民党優勢が終盤まで続くのか、投票率もからんで今週は注目したい。
杜父魚文庫
17915 週刊誌の選挙分析と中盤情勢 古澤襄
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