18628 ギリシャがユーロ離脱の波及警告    古沢襄

■ギリシャ国防相 「次はスペインとイタリア」

[ベルリン 14日 ロイター]ギリシャがユーロ圏を離脱すれば、次はスペインとイタリアが出て行く―。ギリシャのカメノス国防相は14日発売のドイツ紙ビルトのインタビュー記事の中で、ギリシャの脱ユーロの波及に警鐘を鳴らした。
 

カメノス氏は「もしギリシャが破裂すれば、スペインとイタリアが次だ。そしていずれドイツも破裂する」と警告。「われわれは問題をユーロ圏内で解決をすべきだが、ギリシャが負担を払い続けることはできない」と訴えた。

 
またギリシャは、3次金融支援を必要としていないと述べた上で、「1953年のロンドン会議でドイツが認められたような債務の棒引きが要る」と語った。
 
ギリシャとドイツは舌戦を繰り返しており、ギリシャ政府は、ドイツのショイブレ財務相がバルファキス財務相を侮辱したとして、ドイツ外務省に正式抗議に踏み切る事態に発展している。ギリシャのメディアによると、ショイブレ氏はバルファキス氏を「愚かなほど幼稚」と言ったという。
 

カメノス氏は、ショイブレ氏について「毎度毎度、なぜギリシャに敵意をむき出しにするのか理解できない」と指摘。「これは神経戦みたいなもので、ショイブレ氏はギリシャとドイツ両国の関係に水を差している」と非難した。
 

さらに、国民に選ばれたギリシャ新政府に対してショイブレ氏が忍耐力を持つよう求めるとともに、ドイツはギリシャに内政干渉していると明言した。その上で、「ドイツ政府の一部は、ギリシャを本当にユーロ圏から追い出そうとしていると感じる」と批判した。
 

カメノス氏はまた、欧州連合(EU)がウクライナ危機をめぐって対ロシア制裁を発動しているため、ギリシャは損失を被っていると主張。ギリシャはEUから補償を受けるべきだとの見解を示し、「そうでなければ、ギリシャは対ロシア制裁に参加しないし、参加できない」と強調した。(ロイター)

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コメント

  1. H.M生 より:

    これは、ギリシャのブラフではないでしょうか。
    ギリシャの財政悪化は国家破綻のレベルで、他国からの救済なくして再建は不可能と思われます。
    近くは、パパンドレ政権、古くは第2次大戦後からの経済政策の誤りですから、根は深い。
    国民へのバラマキで政権を獲得し、維持してきた体質は依然として変わらないようです。
    日本もバラマキ政治に騙されそうな国民が多く、他人事ではありませんが・・・。

  2. 山中 雅和 より:

     ドイツとギリシャの出来レース。現実に
    ユーロは、下がっており金融緩和の影響も
    あるが加盟国みんながドイツの意向通りに
    動いたら英ポンドを上回る水準でユーロ高
    で為替相場、上下していたかもしれない。
    ドイツにとっては”ギリシャ様々”なのだ
    ドイツ単独マルク圏経済立国なら為替高で
    ベンツ.フォルクスワーゲンもBMBももっと
    利益を減らしていただろう。おまけに電気
    は、フランスから安い原発電力が買える。
     西ドイツが冷戦終結で東独を併合した時
    通貨交換比率は「大甘の政治決断で幾ら何
    でも?」と財務相や連銀総裁が嘆いたほど
    だった。時間的には疑問だが、ギリシャの
    選択肢は多い。EUには留まり、ユーロ離脱
    という意思決定は、財政運営の自由度から
    いっても、”ギリシャ国民には魅力的”に
    映っている。・・双方本気で言ってるとは
    必ずしも思えない。
     ・・・
     過度の締め付けは逆効果。三重野総裁の
    締め付け過剰や住専処理策で護送船団行政
    を中断最後の貸し手を無くしたことの失敗
    はフィリピン人でもよく知っている。何て
    馬鹿な・・・ 結果は、このとおり。・・
     「多くの日本人だけ」が知らない。離脱
    しますと言えばドイツは慌てて「まぁそう
    は言わずに」と止めたいところだが、出来
    レースのシナリオは双方承知の上なので表
    向き”おお喧嘩!”・・放っときましょう。
     合理的に判断すればギリシャをさっさと
    救済してやるのがユーロのリーダーとして
    は、賢明なのだが、そうするとあっちでも
    こっちでも、「俺も助けろ」となる。・・
    この戦争.ドイツ放逐まで収まりませんよ。
     

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