■日本人1人も死亡
【カトマンズ=西島太郎、丸山修】ネパール中部で25日に起きた地震で、同国政府は26日、死者が2789人になったと発表した。
インドなど周辺3か国を含めた死者数の合計は2800人を超えた。在ネパール日本大使館は、エベレスト周辺で登山をしていた50歳代の日本人男性1人の死亡と女性1人の負傷を確認した。
余震が続き、捜索・救助活動は難航しており、震源に近い地域やヒマラヤ山系など地方の状況はほとんどわかっていない。世界各国は支援を本格化。日本からは同日、政府の国際緊急援助隊の救助チームなどが現地に向かった。
同大使館などによると、エベレスト周辺のベースキャンプから26日午後、日本人男女2人がヘリコプターで首都カトマンズの病院に搬送され、男性はまもなく死亡した。女性は札幌市清田区の小幡友子さん(50)とみられ、足を負傷して治療を受けているが、命に別条はない模様。2人は、地震の影響で25日に起きたとされる雪崩に巻き込まれたという。
ネパール政府によると、死者2789人のうち、カトマンズは735人。ネパールのメディアなどによると、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されているカトマンズ中心部では、名所「ダラハラ塔」が崩れるなどして、多数の死者が出た。負傷者は全土で6300人となっている。
発生から一夜明け、警察や救助隊の救援活動が進む中、カトマンズ郊外や周辺部でも多数の家屋が倒壊している実態が明らかになってきている。
ただ、ネパール第2の都市で人気観光地のポカラやトレッキングが行われている地域についての情報は少ない。被害状況が判明すれば、犠牲者数がさらに増える可能性がある。
ネパールでは26日にも大きな余震があった。米地質調査所(USGS)によると、同日午後0時54分(日本時間午後4時9分)頃、カトマンズの東65キロを震源とするマグニチュード(M)6・7の地震が発生。隣国インドのテレビ局「NDTV」などによると、カトマンズのホテルで窓ガラスが割れるなどの被害があった。
カトマンズの国際空港は閉鎖されていたが、26日に再開した。インドや中国などの救援隊の飛行機が続々と到着し、隊員らが食糧などの支援物資を被災地に運び始めた。
ネパール周辺の国々の被害も拡大している。インドでは死者が62人、バングラデシュでは4人にそれぞれ増え、中国のチベット自治区では20人が死亡、4人が行方不明となっている。(読売)
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