19747 車の屋根に妊婦、電柱に人…=各地から救助ヘリ   古沢襄

早朝の守谷市の空は「いわし雲」というのだろうか。青空がのぞいている。その下で常総市では決壊した鬼怒川の堤防の近くで消防隊員やヘリで住民を救助する自衛隊員が懸命の救助作業が行われている。
 

洪水が激しい勢いで流れ込んで常総市では大勢の住民が取り残され、不安な一夜を過ごした。屋根の上で救助を待つ被災者たちには、その救助活動に県外からもヘリコプターが投入されたが、上空のヘリコプターで一人しか救助できないのは何とももどかしい。それほど救助を待つ人の数が多い。

とはいえ河川堤防の決壊の救助には、ヘリコプター救助が早道。救助に当たる隊員も救助される側も必死の作業となっている。

■茨城県災害対策本部によると、決壊した堤防の北側にある本石下地区では、民家に避難していた「東さくら保育園」の園児ら18人を航空自衛隊の救難隊が救助。

さらに同地区で、妊婦が軽乗用車の屋根の上で膝まで漬かりながら救助を待つ様子や、電柱につかまっている人、アパート1階の一室に閉じ込められた親子も確認され、いずれも消防隊や埼玉、群馬両県警のヘリによって無事助け出された。

決壊した堤防近くの三坂町地区では屋根の上で助けを待つ人の姿もあり、茨城県の防災ヘリが救助に当たった。海上保安庁は、特殊救難隊のヘリなど3機を投入。橋の上に取り残されるなどしていた15人を救助した。

首相官邸対策室によると、茨城、栃木両県の救助活動にはヘリ38機が出動し、約2300人が動員された。(時事)

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