■CEO解任報道も浮上
[ベルリン 22日 ロイター]独フォルクスワーゲン(VW)の米排ガス規制逃れの影響が拡大している。米国に続き欧州やアジアでも調査の動きが広がっているほか、ウィンターコーン最高経営責任者(CEO)を解任するとの報道も伝わり、創業78年のVWの歴史上、最大のスキャンダルに発展した。
VWは対象車両が世界で1100万台販売されていると発表。
今回の問題に絡み、2015年の連結業績目標を下方修正するとともに、対処費用として第3・四半期に約65億ユーロ(72億7000万ドル)の引当金を計上するとした。
ただ問題のディーゼルエンジン「EA189」は、試験時と実際の排ガス量に大きな開きがあり、引当金は今後膨らむ可能性があるとしている。
VWの危機はドイツ国内でもショックが広がっており、メルケル独首相は「徹底した透明性」を求めた。
欧州株式市場では、前日20%近く急落したVWがこの日も約20%値下がりし4年ぶり安値に沈んだ。安値時点で、最大300億ドルの時価総額が吹き飛んだ。
VWの売りは他の自動車メーカーにも波及。フランスのプジョーシトロエングループ(PSA)は8.8%、ドイツのダイムラーは7.0%、欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は6.2%それぞれ連れ安となった。
独紙ターゲスシュピーゲルは、VWが不正発覚を受けて、ウィンターコーンCEOを解任すると報道。VWは「事実無根」として否定した。
VWが23日に予定していた監査役会を22日夕に前倒しするとの一部報道もあったが、関係筋によると、排ガス規制試験の問題について話し合う監査役会は23日しか予定されていない。全体の取締役会は25日開催の見込み。(ロイター)
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