■いずれ「中国人の爆買いツアー」突然死の前兆になるだろう
すでに昨年からその傾向は顕著だった。原油安でロシア人の懐が凹んだことも大きな要因だが、欧州各国の対ロ制裁がじわりと響いた。
しかしロシア人の外国旅行が突然死のように冷え切った最大の理由はテロだという。
ロシア人の海外旅行の目的地は34%が西欧、それもスペイン、ギリシア、クロアチアなど比較的物価が安く、治安が安定している場所である。ついで人気が高かったのはエジプトとトルコである。
キプロスやインドのゴアもロシア人がリゾートを求めて夥しくやってくる。モスクワから直行便も乗り入れている。
激減の発端はエジプトのシャルム・エル・シェイクから飛び立ったロシア機がテロリストの仕掛けた爆弾で犠牲になった事件以来である。
ついでトルコで起きたロシア戦闘機撃墜によってロシアが発動した「旅行延期勧告」で、トルコへ行く観光ツアーは軒並みキャンセルされた。
タス通信(12月9日)に拠れば、海外旅行専門代理店は2050社から650社へと激減した。
さらに2016年には350社が閉鎖され、残るのは300社に淘汰されるだろうと悲観的予測が語られている。
このロシアの動き、明日の中国に当てはまるだろう。
既にマカオは旅客(というより博打客だが)が半減し、香港では中国から買い物ツアーが息切れ、売れ行きが不振となった。
日本でもすでにビッグカメラ、マツキヨ、コーセーの株価が失速し始めているのも、その前兆であろう。
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