旧友の松尾文夫氏が中央公論の六月号で拉致問題について「米朝和解 もはや北と交渉するしか日本の道はない」と衝撃的なインタービューをしている。
昨年の中央公論八月号で「拉致敗戦 日本は北朝鮮問題で致命的な孤立に追い込まれる」のインタービューをした同じ相手。アメリカの北朝鮮専門家であるレオン・V・シーガル氏だが、極めて正確な情報である。
しかし米朝和解によって日本は孤立無援となる。経済制裁も尻抜けになるだろう。北朝鮮と直接交渉すると言っても、相手から足元をみられる。まさに拉致敗戦が現実のものになろうとしている。
<速報・080514・『米朝和解へ。対北直接交渉しかない日本。』>
5月10日に発売された「中央公論6月号」に、北朝鮮訪問を終え、東京に立ち寄ったアメリカの北朝鮮専門家、レオン・V・シーガル氏を、私がインタービューした記事が “米朝和解 ―もはや北と交渉するしか日本の道はない― “ と題して掲載されています。
シーガル氏は、ニューヨークの伝統ある調査機関、「米国社会科学調査評議会」の北東アジア安全保障プロジェクト部長。
2007年6月の訪日時にも、私がインタ-ビューし、「中央公論8月号」誌上で”拉致敗戦 ―日本は北朝鮮問題で致命的な孤立に追い込まれるー“と題して掲載され、2006年10月10日、つまり10月8日の安倍首相北京訪問の二日後で、北朝鮮による10月9日の核実験の翌日、キッシンジャーがブッシュ大統領の親書を持って北京を訪問、胡錦濤主席と会い、北朝鮮が核を捨てたらアメリカは平和条約に調印する用意があるとの、それまでの北朝鮮との交渉拒否という強硬策からの転換を告げた、との衝撃的な事実などを明らかにし、大きな反響を呼びました。
その内容はこの「アメリカウオッチ」でも2007年9月12日付けの第10回で収録してあります。
今回もピョンヤンでの北側当局者との会談結果をもとに、アメリカによるテロ国家指定解除を含む6カ国協議進展の可能性を具体的に指摘、拉致問題の解決には日本独自の北朝鮮との交渉しかない、との観察を明らかにしています。
シーガル氏は、エール大学卒。ハーバード大学で博士号取得後、国務省政治・軍事局勤務、ニューヨーク・タイムズ紙論説委員などを経て現職。対北朝鮮政策でのハト派の論客として知られ、“ Disarming Strangers: Nuclear Diplomacy with North Korea “ などの著書があります。私とは2004年以来の友人です。(2008年5月14日、松尾文夫)
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1838 拉致敗戦が現実のものに 古沢襄
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