2128 イスラエルばりの中国警備体制 古沢襄

北京五輪の開会式にイスラエルのペレス大統領が出席することになった。8月8日はユダヤ教の安息日に当たるので、大統領といえども車に乗ることは禁じられている。それで欠席の通告があったのだが。中国政府はペレス大統領のために歩いてメインスタジアム「鳥の巣」に行けるホテルを用意したという。
中国警察はイスラエル警察から自爆テロなどに対する「テロ対応のノウハウ」の提供を受けている。3月から中国警察代表団がイスラエルを一ヶ月にわたって訪問、講習を受けてきている。イスラエルばりの中国警察の警備といってよいだろう。
<2008年7月19日、中国の「新華網」は今月10日にイスラエルのペレス大統領が北京五輪開会式出席を表明した件について、同国メディアの報道を紹介した。
10日付の「Haaretz」紙によると、開会式当日の8月8日はユダヤ教の「安息日」金曜日であるため、すべての生産活動が禁じられ車に乗ることもできない。このためイスラエル大統領府はいったん欠席する旨を中国側に伝えたが、中国政府は同大統領のため特別に開会式会場のメインスタジアム「鳥の巣」から200mしか離れていないホテルを手配。当日同大統領が会場まで歩いていけるよう考慮したという。
この中国側の誠意ある対応に、ペレス大統領本人も感動。「両国の経済と文化、安全保障面での結びつきが強まるなかで、イスラエルと中国の関係強化が必要だ」と話した。イスラエル外務省関係者も、大統領の北京五輪開会式出席は「特別重要な象徴的意義を持つ」と述べ、同大統領が中国との友好関係の「建設者となり目撃者にもなる」と語った。(新華網)>
<2007年11月13日、中国警察はイスラエル警察から自爆テロなどさまざまなテロに対応するノウハウの提供を受けることが明らかとなった。『国際先駆導報』が伝えた。
イスラエル警察のミッキー・ローゼンフェルド報道官によると、来年3月にも中国警察の代表団がイスラエルを訪問、約1か月にわたりテロ対策の教習を受けるという。イスラエル警察のテロ対策能力は世界トップクラスとして知られており、歴代五輪のセキュリティ業務に協力してきた。
1972年、ミュンヘンオリンピックでパキスタンのテロ組織「ブラックセプテンバー」によりイスラエルの五輪選手11人が殺害された事件はあまりにも有名。以来、イスラエルの五輪代表団は特別なセキュリティを要請してきたが、北京五輪でも同代表団には24時間体制の特別警護が実施される。(国際先駆導報)>
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