アサンジを保釈、スペインではウィキリーク支持者が英国大使館前に集結。ドイツではOPENLEAKなる新ライバル機密漏洩組織も発足。世界は大混乱。
ネット上のカルト、英雄、異端児、テロリスト? どれも当てはまるようで、しかし一体、アサンジの正体は何だろう。
一説にアサンジがスェーデンの首都ストックホルムにほど近い山奥に08年に建築した秘密基地は山岳要塞風で、内部にはスーパーコンピュタ並みの機械が並んでいて完璧な空調設備がほどこされ、宇宙空間のようでもあり、神経を癒す目的なのか、人工の滝もあるという。
となると、この秘密基地の建設費用は誰が支払ったのか?膨大な軍資金がなければ可能ではない。国際謀略機関の存在が云々されるのも無理はないことだ。
12月14日、ウィキリークの首謀者ジュリアン・アサンジは英国裁判所の判断で保釈が認められ、200万ポンドの保釈金が支払われたという(その保釈金も誰が立て替えたのだろう?)。
逮捕理由の婦女暴行容疑は証拠が希薄でアサンジが「合意の上」と主張した。スウェーデンの被害女性の訴えは「コンドームを使わなかった」などという理由だったそうな。
訴状は女性被害者の告訴が必要であり、そうした法的手続きに踏み切った背後にはスェーデンに対して米国ほかの圧力があったと推測される。
ともかくウィキリークがこれまでに公開したのは、彼らが入手した25万点の機密文書のホンの一部に過ぎず、これからまだまだ世界が固唾を呑んで待っている機密があると考えられる。
「ウィキリークの遣り方では生ぬるい」とドイツにはOPENLEAKなる新組織が誕生したという報道もある。パキスタンあたりではウィキリーク情報を詐称する偽情報も跋扈し始め、こうなると世界は情報戦争の様相、しばし囮情報、偽造文書、偽情報がマスコミの話題をさらうだろう。
▼日本の政治家は「ヴィジョン欠落、愚かで質が悪く、肥満した敗者だ」そうです
他方、ウィキリークの情報公開に『被害』を受けた各国政府、国際機関ならびに犯罪集団は情報の抑制と被害の最小化に努めるが、アサンジ支持派からの猛烈なハッカー攻撃という“報復”を受けている。
とくに狙われたのはウィキリークへのカンバを決済してきたPayPALやEveryDNS,さらに各種クレジットカード会社だ。
ヴィザ(VISA)カードは顧客管理の安全部門にハッカー攻撃が加えられ、六時間、作業が中断される被害に遭遇した。これらはアサンジに利用されたことを批判され、振り込み受付を拒否したことによる。
「スェーデン政府のホームぺージに侵入し内容を改竄したり、はてはサラ・ペイリンの個人の口座にも侵入して支払い機能を麻痺させたり。サラ・ペイリンは共和党の前副大統領候補だが、『アサンジは両手が反米の血で汚れた反米スパイだ』とする発言に反発したからとウィキリーク支持のハッカー集団『冷血22』はいう」(博訊新聞網、12月10日付け)。
中国語媒体のウィキリーク報道は香港、シンガポールならびに在米華字紙が追跡しているが、これらは殆どが日本のメディアには伝わらない。
日本関連ではシンガポール高官が米政府高官と対話した際に、話題が日本の政治家におよび、「米政府高官の日本評に『日本人は肥満した敗者』、『指導者は愚かで質が悪い』『この体たらくはヴィジョンの欠落が招いたという表現があった」という程度しか、まだ表面化していない。(それにしても米国外交官は正確に把握してますねぇ)
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6873 アサンジ秘密基地の費用は誰が支払ったのか? 宮崎正弘
宮崎正弘
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