一般紙よりもスポーツ紙の方が大々的にビンラディンの邸宅を襲撃した模様を報じている。襲撃したのは米海軍特殊部隊「SEALS」(シールズ)で、投入された武装ヘリは4機。1機が墜落したが、SEALS隊員に負傷者はいなかったという。
ビンラディンは抵抗したが頭部を撃ち抜かれて死亡した。地元パキスタンのテレビは作戦直後とみられる現場映像を伝えるとともに、同容疑者の遺体とされる写真も放映。目は閉じ、額などが赤く染まったままで、トレードマークのあごひげもあった。
<2001年の「9・11米中枢同時テロ」首謀者で国際テロ組織「アルカイダ」最高指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者(54)が、ついに米軍の手で射殺された。オバマ米大統領が1日深夜(日本時間2日午後)、ホワイトハウスで緊急演説して発表した。
米中央情報局(CIA)の情報を元に米軍がパキスタンの首都イスラマバード郊外にある隠れ家を急襲、銃撃戦の末に殺害した。遺体はDNA鑑定で確認され、その後、水葬された。
住宅街上空にヘリコプターの爆音が響く。地上では米海軍特殊部隊「SEALS」(シールズ)が主要ライフルCAR-15やグレネードランチャーで一斉に突入した。
米メディアによると、作戦が実行されたのは米東部時間1日。イスラマバード北約60キロに位置するアボタバードの軍士官学校近くの住宅地にある隠れ家をSEALSがヘリ4機で急襲した。
隠れ家は3階建てで、約100万ドル(約8150万円)をかけ2005年に建設されたとみられる。鉄条網を取り付けた3・6~5・5メートルの壁に包囲され、入り口は2重扉。窓はほとんどなく、3階部分のベランダは2メートル以上の壁で守られていたという、
現場では複数回爆発があり、衝撃で周辺の家などの窓が割れた。ヘリのうち1機が墜落したが、SEALS隊員に負傷者はいなかった。激しい銃撃戦は約40分にわたって続き、ビンラディン容疑者も抵抗したが頭部を撃ち抜かれて死亡した。米軍は、同容疑者の息子を含む4人を殺害したとみられると述べた。
地元パキスタンのテレビは作戦直後とみられる現場映像を伝えるとともに、同容疑者の遺体とされる写真も放映。目は閉じ、額などが赤く染まったままで、トレードマークのあごひげもあった。
ただ、欧米では写真は本物ではない、という見方をしている。遺体はDNA鑑定で本人と確認されて、2日までに海で水葬された。詳しい水葬の場所は不明。
隠れ家を発見したのはCIAの9年越し情報収集だった。2001年9月11日の米中枢同時テロ後に拘束した男から、この兄弟のうち1人がビンラディン容疑者と同居しているとの情報を入手。しかし長年にわたり偽名しか分からず、本名も居場所もつかめなかった。
CIAは4年前にこの男の本名を把握し、さらに2年前になって兄弟2人が活動する地域を特定。2人が極めて慎重に秘密活動を行っていたことから、ビンラディン容疑者側近との確信を深めて追及し昨年8月、今回の建物を発見した。
この建物だけは、ごみを回収させずに自らで焼却、電話もインターネットも引いていなかった。慎重な検討の末、今年3月、今回の作戦を立案。4月29日にオバマ大統領が作戦行動を許可した。今回の作戦で、この兄弟2人も殺害された。
イスラム過激派の世界的リーダーの殺害で、米政権の「テロとの戦い」は大きく前進した。だが、同容疑者に感化されたアルカイダ系組織は世界に広がり、テロの土壌が今も残るだけに、報復テロへの懸念も根強い。(サンケイスポーツ)>
杜父魚文庫
7804 頭部を撃ち抜かれたビンラディン 古沢襄
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