17060 内閣改造 拉致解決山谷氏に期待    古澤襄

■福井の地元から山谷氏と稲田朋美党政調会長
3日発表された内閣改造で、県関係では山谷えり子参院議員(比例・参院当選2回、衆院当選1回)が国家公安委員長、拉致問題相として初入閣した。北朝鮮の再調査に注目が集まる中での就任。山谷氏は党拉致問題対策本部長や県特定失踪者家族会顧問を務め、被害者の家族らとの親交も深いため、関係者に期待感が広がった。(原典子、布江田嘉一、平井宏一郎)
1989年、越前町の海岸に釣りに出かけたまま行方不明になった特定失踪者の山下貢さん(当時39歳)の妹、山森啓子さん(61)は、山谷氏について「分かりやすく丁寧に話をしてくれ、信頼できる人。腰を据えて担当してもらえるのなら、ありがたい」と歓迎した。
拉致被害者の地村保志さん(59)と富貴恵さん(59)の救出に尽力した「救う会福井」の池田欣一会長(91)も「口先だけでなく、拉致問題を本気で考えている人。国会に陳情に行った時も丁寧に対応してくれた。これで前進する」と評価する。
97年に行方不明になった若狭町の特定失踪者・宮内和也さん(当時32歳)の義兄で、県特定失踪者家族会の澤香苗代表(58)は「私たち家族の苦しみを理解し、先頭で頑張ってこられた方。安心して任せられます」と話した。この日、福井市大手の山谷氏の後援会事務所に駆けつけ、事務所に電話をかけてきた山谷氏を激励した。山谷氏は「やります」と決意表明したという。
山谷氏は東京都武蔵野市で生まれ、父親の転勤で幼少期から中学2年まで福井市で暮らした。テレビ番組のキャスターや生活情報誌編集長などを経て2000年の衆院選(比例東海)に民主党から初当選。02年に離党し、04年の参院選以降は自民党から比例で立候補している。第1次安倍内閣では首相補佐官だった。
拉致問題では、超党派の国会議員でつくる拉致議連の副会長も務める。06年には、横田めぐみさんの家族が訪問先のアメリカで問題解決への協力を訴えた際に同行。今年5月、北朝鮮による再調査が決まってからは、被害者の帰国後を見据えた受け入れ準備に奔走するなど、拉致問題の解決に向けて長年行動してきた。
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この日は、稲田朋美衆院議員(福井1区、当選3回)を自民党政調会長に起用する人事も発表された。
稲田氏は、12年12月に当選3回目で行政改革相として入閣したのに続き、異例の抜てきとなった。午前中の記者会見には水色のワンピース姿で登場し、「アベノミクス第2章。与党第1党の政調会長として政府、公明党と密に連携し、党の英知を結集して政策議論を深めたい。地方の皆様の意見を謙虚に聞いて政策に反映させる」と抱負を述べた。(読売)
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