18817 「金立群」って誰? はやくもAIIB初代総裁に浮上    宮崎正広

■米国ボストン大学留学、ADB(アジア開発銀行)副総裁を歴任

はやくから金立群の名前は挙がっていた。

というより他に中国の国際金融界には人材がいないのかもしれない。中国主導の「アジアインフラ投資銀行」に参加表明した国と地域は52ヶ国となったが、まだ細目の定款、規約などもきまらないうちに「初代総代」だけは決まったようだ。

中国の前財務次官、元アジア開発銀行副総裁、前中国国富ファンド理事長。66歳。米ボストン大学留学後、国際畑で「中国の顔」として活躍してきた。

カンボジアが融資を焦げつかせたときも、すぐにプノンペンに飛んでフンセン首相と交渉した。

北京筋は「アジアインフラ投資銀行の目的は日本主導の『アジア開発銀行』を牽制し、米国主導の『世界銀行』と均衡をとろうという大目的があり、この大役にもっともふさわしい人物は金立群である」という。

AIIBの構想段階から米国に顔の利く金立群はアメリカの要人と次々と面会して、この銀行への参加を口説いて歩いた。ウォール街にも友人知己が多く、国際的なオルグでも能弁、能吏と高く評価された。
 

金は浙江省寧波出身で十年間地方に下放されたつらい経験があり、その後、北京の外国語大学に入学、1987年からボストン大学に派遣された。

その後、中国が鳴り物入りで設立した国富ファンド(現在の資産は6530億ドル)では理事長を務めて財テクを拡大した。

しかし融資交渉に優れていても、大胆な投資行為での成功経験が希薄だとも言われている。なにはともあれ、金立群という国際的評価の高い人物が表に出てきた。要注意。

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