中国の路線転換は明確に。こんどは湖南鋼鉄が豪金属会社の筆頭株主へ。
粗暴な覇気?日米欧が金融不況で「困った、困った」と深刻に窮しているときに、粗暴とも言える大胆な投資作戦を再び見せつける中国!
こんどは湖南鋼鉄が、オーストラリア金属大手「フォーテマキュー・メタル」に7億7000万ドルと投資して株式を買い、筆頭株主へ。(同社の16・5%株主)。
この発表前に豪企業代表は北京へ飛んで、CIC(中国投資公司)の楼会長と面会している(2月18日、フィナンシャルタイムズ)。
買収資金は、おそらくCICが用立てているようだ。
さきにも中国のシナルコ社(CHINALCO)が、世界最大鉱山企業「リオ・テント」(英豪合弁、もとはアングロアメリカン系)にポンと195億ドルの出資を決めたばかり。
「もう米国債は買わないし、欧米企業買収は控える。欧米のヘッジファンドには投資しない」と楼会長は昨秋に言明していたが、基本路線の変更であるかのように、年明けとともに世界各地で旺盛な企業買収と鉱区あさりを明確化させてきた。
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(読者の声1)貴誌2505号の中村彰彦『われに千里の思いあり』の書評、興味深く拝読いたしました。
小生の育った高岡は前田利長公の居城とすべく町割りをしたところで、今も古城跡や国宝瑞龍寺、利長公の墓所など百万石の豪勢さを忍ばせるものがあり、ぜひとも当該書籍を購入したいと思っています。
宮崎先生の書評を読みながら、20年ほど前に仕事で知り合った老人(当時現役)の話を思い出しました。加賀藩礼賛に水をさすかも知れませんが一つのエピソードとして紹介したいと思います。
老人は北海道の利尻島出身ですが、本貫は能登の外浦地方で今も檀家総代をしているとのこと。一族は銭屋五兵衛の有力配下で相当の羽振りだったようですが、加賀藩の弾圧(強奪といっていました)を受け、先祖は蝦夷の利尻島に逃げ延びたとのことです。
利尻島で相当の地盤を築いたようで実家の広間には文化財に指定されるような古時計があったそうです。
石川県人会は東証1部上場の部長以上の人には、自動的に入会の誘いが来るそうですが、当時の会長が前田氏だったため断ったそうです。先祖の遺言に「子孫は前田家には生涯足を向けて寝るように」とあったとのことです。(千葉IT生)
(宮崎正弘のコメント)なるほど。さもありん、ですね。銭屋五兵衛は加賀藩黙認の密輸。で、幕府にばれると、加賀藩は知らぬこととして、銭屋ひとりに詰め腹を切らせたのでしょう。
同じ時代に他方では長州は竹島を経由して、薩摩は琉球を梃子に堂々の密輸をやっていたのに、前田藩は江戸と近いせいもあってか、それほどまでに徳川に遠慮したのですね。
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2935 したたかな中国 宮崎正弘
宮崎正弘
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